おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
今日ご紹介するのは、千葉県船橋市在住のライフオーガナイザー、北村めぐみさんのお宅。9年前に建てたご自宅は、1階にご主人のご両親、2階に北村さんご夫妻と3人の子どもたちが暮らす二世帯住宅です。
すっきりきれいに整頓されたキッチンからは想像できませんが、実は料理をするのがあまり好きではないという北村さん。
「キッチンにいる時間をできるだけ少なくすることが片づけのテーマです(笑)」。冷蔵庫には、そのためのアイデアが詰まっています。
■気忙しい朝を効率的に!朝食セット
食卓に料理を並び終え、さて食べようというときに、「あれ、バターがない」「佃煮のビンを持ってくるのを忘れちゃった」と、もう一度、冷蔵庫に取りに戻ることはありませんか?
そんな手間を省くために、冷蔵庫に常時入れているのが、トレーにジャムやバターなどを入れた「洋食セット」と、納豆や佃煮などを入れた「和食セット」。
朝食がパンのときは洋食セット、ご飯のときは和食セットを、トレーごと食卓に運ぶようにすれば、持っていくのを忘れることも、取りに戻る手間も必要ありません。
■食べたいときにすぐ焼ける!ホームベーカリーセット
冷蔵庫上段には「ホームベーカリーセット」なるものがあります。このセットは、ホームベーカリーを購入したものの、材料を計量するのが面倒でなかなか出番がなかったことから考えたのだそう。
1kgの強力粉を500gずつに分け、分量分の塩、砂糖、バター、スキムミルクと一緒にビニール袋に入れています。こうしておけば、ホームベーカリーに材料をポンと入れ、イーストを追加するだけですぐに食パンが焼けます。「お米を研ぐより簡単ですよ」と北村さん。
■保存から廃棄まで!ポリ袋をフル活用
冷蔵庫には、食材をそのまま入れることはしません。野菜はその日のうちにカットして袋に入れ、肉や魚は1回分に分けて冷凍庫で保存。残ったご飯もおにぎりにしてから冷凍しておくと、ちょっと小腹がすいたときに、レンジで温めてすぐに食べられます。
野菜や肉を入れている袋は、保存用ポリ袋。かつてはジッパー付き袋を使っていたこともありましたが、一回で捨てるのは忍びない、かといって洗って乾かして使うのも面倒。入れるものによっては、匂いや色がつくことも…。
そこで、使い捨てがしやすく、価格がお財布に優しい保存用ポリ袋を利用することにしたそう。使い捨てとはいえ、野菜や肉を使ったら生ゴミ入れにし、最後はゴミと一緒に捨てるというように、とことん活用しています。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 北村めぐみ
記事:油科真弓
写真:川俣満博
編集:会田麻実子