家族に別の収納方法を伝えたい!“家庭内プレゼン”のすすめ

おはようございます。
ライフオーガナイザー国分典子です。

みなさん、家族の収納方法が気になることはありませんか?

私は「こうすれば、もっと使いやすくなるのに」「ああすれば、もっと見た目が良くなるのに残念~」と思うことがよくありました。

心の中で思うだけだったらいいのですが、ついつい口出ししたくなる!これがクセモノ。そのせいで、
・無意識に命令口調になって、雰囲気や関係性が悪くなる
・自分の方法がまるで正解かのように押しつけて、嫌な気持ちにさせてしまう
・過度な期待を勝手に持って、報われないと自分が傷つく

など、なんとも言えない不穏な空気が充満したことも・・・

誰しも押しつけられるのは良い気分ではありません。自分で決めたいと思うほうが自然です。

そこで今日は、わが家で実践している「家族が自然に収納方法を見直してみたくなるための家庭内プレゼンのコツ」を3つお伝えします。

■【事例】娘Y子21才 帽子の収納方法

自室の一角にある靴コーナーの隅っこに、重ねて置かれている帽子。

家族に別の収納方法を伝えたい!“家庭内プレゼン”のすすめ

:帽子に靴の臭いが移らないか、帽子が型崩れをしないか、と気になっている。
Y子:困っている気配なし。
現状:SOSを出された訳ではないので、無理に収納方法を変える必要性なし。
母の希望:余計なお世話とわかりつつ、別の収納方法を提案してみたい。

■【家庭内プレゼン コツその①】家にあるモノを代用しよう

家族に別の収納方法を伝えたい!“家庭内プレゼン”のすすめ

まずはプレゼンをするために、「こういう収納方法を提案したい」と思う収納用品が必要です。でも採用されるかどうかわからない、そもそも本人が困っていない収納に、時間・労力・お金をかけるのは、もったいないこと。無駄を生まないよう、家にあるモノで代用してプレゼンしてみましょう。

ちなみに画像のポールハンガーは、無くても困らないけれど、あっても邪魔にならない、なんとなく保管しているモノ。みなさんのご自宅の中をぐるりと見回して、なんとなく保管している代用品候補を発掘してみましょう。

■【家庭内プレゼン コツその②】「こんな風になりますよ」とサンプルを見せよう

家族に別の収納方法を伝えたい!“家庭内プレゼン”のすすめ

口で「ああしたらいい」「こうした方がいい」と言うだけでは伝わりにくいもの。熱くなり過ぎて、押しつけてしまうきっかけにもなりかねません。また、直接プレゼンをしなくても、さりげなく完成形のサンプルを置いておけば自然と目に入るので、イメージがしやすくなります。本人のタイミングでOKかNGか判断してもらえるように、答えは静かに待ってみましょう。

■【家庭内プレゼン コツ③】あくまでも「ご提案」という姿勢で

あくまでもこれは「ご提案」だと言葉を添えておきます。上から目線ではなく、横から目線で「あなたに判断を委ねていますよ」「あなたが決めればいいことなんですよ」と、そっとアピールしておくことが大切です。

本人に選択権があることを承知でプレゼンすると、たとえNGの場合でも、過度な期待に裏切られ自分がガックリすることなく、こころのダメージも小さくて済みます。

家族に別の収納方法を伝えたい!“家庭内プレゼン”のすすめ

別の収納方法を伝える最も重要なことは、双方が嫌な思いをしないようにすること。また「自分自身で選んだ」という気持ちが自尊心を育む役割も果たしてくれます。

上から目線を手放して、横から目線の家庭内プレゼン。“お客さま”のニーズに合わせて、どんな収納方法を提案するかを考える時間は、なかなか楽しいものですよ。ぜひ一度お試しください。

■後日談

このプレゼンは、「ええやん、この方法!」とOKが出て、即採用されることとなりました。しばらくサンプル品のポールハンガーで代用し、もっと素敵グッズが欲しくなったときに、新調する予定です。

プレゼン大成功!

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー国分典子
ブログ:ライフオーガナイザー・メンタルオーガナイザー国分典子が伝えるココロが軽くなる整理術

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