おはようございます。
ライフオーガナイザーの十熊美幸です。
おしゃれを楽しむのに手放せない、大好きなアイテムは、ストールやスカーフなどの巻き物類。夏も冬も、外出の際は必ずといっていいほど首元に巻いて出掛けます。
好きなモノはついつい買って、だんだん増えてしまいがち……。そこで今回は、たくさんあるストール類を楽しむための収納の工夫をご紹介します。
■好きなモノはたくさん持っていてもいいの?
片づけのプロは「ミニマリスト」と思っている方も多いようで、「ストール類は92枚持っています」というと、かなりびっくりされてしまいます。「そんなに持っていてもいいんですか?」「一般的には適正量は何枚ぐらいでしょう?」と、生徒さんに聞かれることもしばしば(苦笑)。
仮に、巻き物の平均所有量があったとしたら、92枚はかなり多い数と言えるでしょう。だからと言って、無理して捨てたり、手放すことはしません。
適正量は自分で決めるもの。好きなモノや大事に使っているモノは、使いやすい収納の工夫をしながら、持っていても良いのです。
■ストレスを自覚して楽な収納方法へ
以前は、押入れ用の大きな3段衣装ケースにざっくりと収納。奥行きと深さのあるケースは中身が入ると結構重く、また、使いたいストールを探すのも、探すたびに散らかったモノを戻すのも次第におっくうに…。いつしか、手前にあるモノばかり使うようになっていました。
大好きなモノこそ使いこなしたい! そのために、収納方法を見直し、軽くて浅い引出しに変更し、高さも取り出しやすい位置に設置。おかげで、「重い・探す・戻す」ストレスを解消することができました。年齢的なこともありますが、片づけが難しくなってきたなと思えば、無理せず楽な収納方法に変更するのが一番です。
■ひと目で見渡せる「機能別分類」の引き出し収納
92枚の巻き物は、冬用とオールシーズン用にと引出しでエリア分け。さらに、使う人別、素材別、シーン別(おしゃれ用、日常のお出かけ用)など、細かく分類しています。
細かく仕切ったことで、どのアイテムがどのくらいあるのかが一目瞭然で、おしゃれを楽しむために足りない色や欲しいアイテムも簡単に把握できるようになりました。
ストールを「畳む」ということは、ストレスには感じず、むしろ、眺めたときの規則性が気持ちいいと感じています。収納方法で気持ちいいと感じるポイントも人それぞれですね(笑)。
「細かく分類するって面倒では?」って思われるかもしれませんが、持っているストールがひと目で見渡せるので、探しやすく、戻すのも楽になりました。コーディネートも考えやすくなり、いつも同じモノばかり手に取ってしまう、ということもなく、楽しく使いこなせています。
■身に着けたストールは、玄関の一時置き場所へ
身に着けたストールは、玄関のチョイ置き専用コーナーへ。帰宅したら、着ていた衣類はハンガーにかけ、ストールは丸めて「IKEA」の洋服オーガナイザーに収納しています。
ここは、一度着たモノ、雨や雪に濡れているモノ、臭いのあるモノなど、すぐに洗濯しないモノを収める「一時置き場所」でもあります。脱いだ衣類をどこに置こうか……と迷うこともなく、管理もしやすくなります。とくに、冬は大活躍のスペースです。
こちらの記事でもご紹介しています。
「チョイ掛け、チョイ置き」OKでも片づく玄関収納。
玄関からクローゼットのある寝室までの動線上に、「チョイ置き」を設けたことで、ズボラで面倒くさがり屋の私も夫も、日々の暮らしがラクになりました。
大好きなモノこそ優先順位を高く、自分らしさに収納を合わせることも大切ですね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 十熊美幸
ブログ:居心地のいい暮らしと家~ekuracieいい暮らしへ~