おはようございます。
ライフオーガナイザーの白石規子です。
今日、ご紹介するのは、千葉県松戸市にお住まいの松林奈萌子さん宅のリビング。取材記事ではお伝えしきれなかった、「これは紹介したい!」こぼれ話をお伝えします。
■リビングに馴染みすぎている、白いボックスの正体
松林さん宅のリビングダイニングルーム。和室までが仕切りなくつながった空間は、閉塞感がなく、ひろびろ!“背の高い家具は置かない”ということも、部屋を広く見せるポイントのひとつです。
そんなリビングの隅に置いてある白いボックス、わかりますか? 部屋全体の画像では、すっかり馴染んでしまっていますが、ソファの横に置かれているこのボックスが、今回の“ポイント”。
■わたしと赤ちゃんの動線を考えて、この場所になりました
リビングの隅にふたつ並べられたボックスに、「何が入っているの?」と好奇心に駆られて聞いた取材スタッフ。実は、紙おむつと、おむつを取り替える際に敷くマットが収納されていました。
ひとり目のお子さんのときには、隣の和室におむつを収納し、おむつを交換。でも、下のお子さんが生まれてから、リビングで過ごすことが多くなり、おむつ替えのたびに和室に行くのがおっくうに。
リビングでお昼寝する赤ちゃんと、ソファで授乳をすることも多い松林さん。ふたりの動線を考えて、リビングにおむつセットを置くことにしました。ゴミ箱も置いてあるので、移動することなくおむつ替えは完了。ゴミ箱のフタ裏には消臭剤を付けているので、臭い対策も万全です。
■リビングにおむつを置いたら、家族が変わった
ボックスは「ニトリ」の商品。別売りでフタが販売されているので、中身を見せない収納にも適しています。
他の場所にも同じものを使っているので、おむつ収納が不要になれば、活用できるのもポイント。簡単に持ち運べるので、急な来客があっても安心です。
おむつをリビングに置くようにしてからというもの、テレビを見ながらご主人がソファでおむつ交換をしてくれたり、お風呂におむつを持っていくのを忘れても、リビングにいる息子さんが持ってきてくれたりするのだとか。
「おむつ替えを、お母さんひとりが家族から見えない場所でひっそりとやるのではなく、家族が集まる場所で行うことで、“赤ちゃんがいる生活”を共有でき、家族の協力が得やすくなったと思います」と松林さん。
おむつ替えが必要な期間は、生まれてからほんの数年。おむつ専用に収納用品を購入しなくても、今ある収納用品にスペースを確保しなくても、一時的に置いておくボックスなら、経済的にも、スペース的にも、負担が少なくなりますね。
家族が集まる場所におむつを収納し、おむつを交換することで、“家族でする、子育て”の意識も高まるのかもしれません。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 松林奈萌子
ブログ:キラキラと輝く片付け法
撮影 : 1,2 川俣満博 / 3,4 白石規子
記事 : 白石規子