システムキッチンの収納スペース、調理スペースを最大限に活用できる「オプション」とは?

おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。

東京都八王子市在住のマスターライフオーガナイザー、川崎朱実さんのご自宅を、編集チームが再訪問。今回は、川崎さんが採用したシステムキッチンの「オプション」について教えてもらいました。

■費用対効果が高い!システムキッチンの究極のオプションとは

「キッチンのオプションというと、IHクッキングヒーターやビルトインオーブン、食洗機といった機器類に目が向きがちだと思います。でも、入居後の掃除をラクにしてくれて、おまけに見た目の美しさも維持しやすいという点で、わたしがいちばんおすすめしたいのはカップボードです」という川崎さん。

IMG_0437 2_

たしかに、市販の食器棚を入れると、どうしても家具と家具、家具と壁の間に隙間が多くなってしまいます。そこに入り込んだホコリが油ハネと一緒になると、掃除が大変!

オプションのカップボードなら、キッチンの凹凸にぴったり合うよう設置されるから隙間ができず、掃除の手間が最小限。前面がフラットになると、見た目の美しさもアップしますよね。

システムキッチンの収納スペース、調理スペースを最大限に活用できる「オプション」とは?

天井まであるフルサイズのカップボードの場合、かなりの収納力が期待できるうえ、後から耐震グッズを追加する必要がないところも魅力。

川崎邸のキッチンといえば、以前ご紹介した水筒の収納方法も必見です!
・子育て中のママ必見!プロも真似する水筒の収納法

IMG_0535 2_

けれども、入居後にシステムキッチンのカップボードを導入するのは、ちょっとハードルが高いですよね。新築、リフォームする予定のない人でも気軽に取り入れられるオプションってあるのでしょうか?

■収納スペースを有効活用!引き出しぴったりのディバイダー

「引き出し用のオプションは要チェックです。わが家で採用しているのは、引き出し内を仕切るディバイダー。ガス台下では、仕切り板の幅を鍋の深さに合わせてあるので、鍋を立てて収納しても倒れません。手前のディバイダーには鍋の蓋を立てかけて収納。隣の引き出しでは、キッチンペーパーやラップを立てて収納しています」。

システムキッチンの収納スペース、調理スペースを最大限に活用できる「オプション」とは?

このほかにも、カトラリートレーやツールポケット、ライスボックス、さらには引き出し増設キットなど、メーカーによってさまざまなオプションが用意されているそうです。

■調理スペースにも、水切りカゴにも!シンクパレットが便利

「シンク用オプションというのもあるんですよ。たとえば、これはシンクパレットというもの(下の写真)。調理スペースを広げるために使うことが多いようですが、水切りカゴ代わりにも使えます。鍋をパレットに載せたまま水を入れられるのも便利。探してみると、ほかにもいろんなオプションがありますよ」。

システムキッチンの収納スペース、調理スペースを最大限に活用できる「オプション」とは?

新築する人やリフォームする人にしか関係ないものと思いがちな、システムキッチンのオプション。けれども、パーツ類は追加で購入、設置できるものが大半とのこと。

「どんなオプションがあるのかな?」と興味を持ったら、まずはシステムキッチンの取扱説明書をチェック。追加できるオプションがあれば、説明書内で紹介されています(記載がない場合は、メーカーのホームページなどでご確認ください)。

収納スペースを有効に使ったり、掃除の負担を下げたりできるオプションが見つかれば、今からでも導入を検討してみる価値はありそうですね。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 川崎朱実

取材・記事/さいとうきい
写真/川俣満博(1、3枚目)、白石規子(2、4、5枚目)

これまでの記事:
・現在の住まいは、将来の住まいを快適にするヒントの宝庫!「イラッとノート」をつくってみよう
・一戸建てでも「洗濯する→干す→しまう」がワンフロアで完結!家事がラクな家を建てる秘訣とは?
・出すと邪魔、隠すと不便!どうする?キッチンのゴミ箱問題
・掃除、洗濯、アイロンがけ…苦手な家事、面倒な家事をラクにするアイデア5選

メンバー紹介
手放し先リスト
衣替え