おはようございます。
ライフオーガナイザーの原田ひろみです。
家族が増えるなど生活が変化したとき、そのままの状態では暮らしにくくなることがあります。
わが家も7年前に子どもが生まれたとき、来客用の和室を子ども部屋として使い始めましたが、暮らしの変化に対応できず、不便を感じていました。数年後、家全体のモノを見直したことで、暮らしやすく変化した実例(押入れ編)をご紹介します。
■Before:子ども部屋にした和室の押入れが詰め込み状態に
客間から子ども部屋へと変更した和室は、最初、ほとんどモノがなく、押入れには来客用布団や座布団、ホットカーペットなどの季節家電を収納していました。
子ども部屋として使い始めると、おむつ、おもちゃ、洋服など子どものものが増え、おむつのストック、シーツの洗い替え、お昼寝布団などを、押入れの空いているすきまにどんどん詰め込むように。
入りきらない子どものモノは、2階のクローゼットへ。必要になると2階まで取りに行くなど、不便を感じながらも、「押入れはいっぱいだからこれ以上は無理!」と諦めていました。
■After:押入れ下段は子ども部屋に必要なものだけ!
不便さを解決するために、思い切って押入れすべてを見直すことに。
押入れにしまうものすべてを見直して、中段には来客布団、下段には子ども部屋に必要なものだけをおさめる場所へと変更。押し入れの扉の左側を開けるとおもちゃ、右側にはオフシーズンの衣類、幼稚園グッズをおさめました。
毎日、押入れを開け閉めするたびに丸見えが気になった来客用の布団は、押入れの中にロールカーテンをつけて目隠しすることで見た目も解決。押入れの使い方を来客用布団と子どものものとしっかり分けたことでグッと使いやすくなりました。
押入れを見直したのは、4年前。現在は小学生になり、右側は学用品などのストック置き場と変わりましたが、今も快適に使っています。
■家全体のモノの見直しはまず書き出すこと!家全体を俯瞰する
押入れ全体の見直しをどう進めたか、手順をご紹介しますね。スムーズにできたポイントは、全体を把握するために書き出すこと!です。
①収納の中のすべてのものを書き出す
片づける前にしたことは“書き出し”。紙と付箋を使って押入れに入っているものを書き出します。書き出すのは、何が入っているのか全体を把握するため。押入れだけではなく、すべてのクローゼットのモノも書き出しました。
②押入れにおさめるものを選ぶ
すべて書き出したら押入れにおさめたいものを選びます。おもちゃ、幼稚園グッズ、お下がりの衣類などの子どものもの、来客用布団など、同じ用紙を準備して付箋を移動していきます。
③家全体でモノの配置を考え、全体マップを完成させる
押入れだけでなく、家全体のモノをすべて書き出すことで、押し入れからの移動に迷った座布団、ヒーターなどの季節家電も、「家電はこの部屋で今使ってないし、押入れでなくてもいいかも…」、「座布団は1年に数回しか使ってないから、2階のクローゼットやウォークインクローゼットに移動が可能では?」とイメージがしやすくなります。
これは押入れだけを見ていたら気づけませんでした。結果、季節家電をすべて2階へ移動することに。
まずは紙にすべて書き出し、家全体のモノを把握できる状態にすること。
実は、全体を俯瞰する大切さはライフオーガナイズで学んだこと。暮らしの変化で不便を感じ、見直しが必要なときは、「どのようにこの部屋を使いたい(過ごしたい)のか?」を考え、家全体のモノを把握するために紙に書き出すなど、わかりやすく具体化することが大切ですね。
押入れだけでなく他のクローゼットも見直すことで、“今の暮らしにあったモノの配置” にたどり着き、暮らしやすさに繋がりました。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
片づけ収納ドットコムのLINEでの情報配信開始しました!
ぜひ友だち追加お願いします。
ライフオーガナイザー 原田ひろみ
ブログ:楽しく!続く!スッキリゆとりある暮らし