どこから手をつけていいかわからない!おもちゃのお片づけは「分ける」から始めるとうまくいく!

おはようございます。
ライフオーガナイザーで、現役会社員でもある手塚千聡です。

じわじわ増え続けた大量のおもちゃを整理したいけれど、子どもたちには「全部いる!」と言われ、どこから手をつけていいかわからないこと、ありませんか?

今日はわが家で実際におもちゃを整理したときに、お片づけが進んだポイントをご紹介します。

■どこから手をつけていいかわからない!→ひとまず、分ける

年度末からあちこちに溢れているおもちゃが気になり始めたわが家。長男が小学校入学し、おもちゃの遊び方も少しずつ変わってきている様子なので、子どもたちと一緒に片づけることにしました。

置き場の決まらないおもちゃを家中から集めると、相当な量に。親からみたら「え?これ、いる?」というもの満載ですが、子どもたちに聞くと「全部いる!」はお決まりの答え。ここでひるんではいけません(笑)。

「それならひとまず片づけやすいように分けようか」と「つくえでつかう」「おもちゃ」「いらない」の3つに分けてみることにしました。

どこから手をつけていいかわからない!おもちゃのお片づけは「分ける」から始めるとうまくいく!

最初のうちは、「これ、どこに入る?」と私が聞きながらですが、慣れていくと子どもたちが自分で手にとってどんどん分けていきます。決めるのはあくまで子どもたち。親は極力口出しせずに、聞かれたら背中を押す程度です。あとは子どもたちのスピードが落ちないよう、声がけしていくようにしていました。

あれだけ「全部いる!」と言っていた子どもたちですが、「いらない」ゾーンにも結構な量が集まりました。「いらない」ゾーンのものは、すぐに誰かに譲れるもの、処分するものとを分けて、別の場所に移動し、すみやかに処理するのが得策。子どもたちも目につくところにあると、中身が何であれ、また引っ張り出したくなってしまうものですから。

■しまい方がわからない!→さらに、分ける

それぞれひと山ずつ積み上がった「おもちゃ」と「つくえでつかう」ものですが、ここから即どこかにしまおうとするのは至難の業。そんなときはさらに分けていくことが有効でした。

最初の分け方は私が決めましたが、ここからはおもちゃを使う子どもたち自身。どんな遊びに使うものか、どんな風に遊ぶのか。特徴的なキーワードを聞いて、紙に印刷しました。

たとえば「おもちゃ」ゾーンの山の場合。「おうちごっこ」で使うもの。「ジャングルけんきゅうじょ」(※おもちゃの名前)と一緒に遊ぶもの。「ぱずる」、「やきゅうばん」、「かーどげーむ」で使うものなど。自分のことばのグループ名に沿って分けていくのは、子どもたちにとってもわかりやすいのか、スムーズに作業が進みました。

どこから手をつけていいかわからない!おもちゃのお片づけは「分ける」から始めるとうまくいく!

ここまでくると、おもちゃひとつひとつの役割や特徴が随分見えてきました。雑多なおもちゃが床一面に広がっているとき、私の頭も気持ちもその風景と同様にごちゃつき、イライラが募っていました。「あー全部捨てたい!」と思うほど(笑)。

ひとまず「分ける」ことに徹し、そして意味がわかるまで「分ける」を繰り返すことで、手に負える感覚が出てきたように思います。

どこから手をつけていいかわからない!おもちゃのお片づけは「分ける」から始めるとうまくいく!

■分けたら、どうしまうかが見えてきた!

分けたらあとは子どもたちが使いやすく、片づけやすいように、しまうのみ。わが家では、リビングからひと続きの洋室が子どもたちの遊び場なので、そこの押入れ下段と押入れ横の壁一面が、主なおもちゃの収納スペースです。

最終的なグループ分けが、子どもたちにわかりやすかったので、なるべくその単位でしまえるように、おもちゃの大きさや量にあった収納用品を選びました。今回は、ほかで使っていたものを使い回して、何も買い足さずに。

大きなもの用には、幼稚園時代は作品入れとして使っていた「IKEA」の「SKUBB(スクッブ)」(奥行き55㎝タイプ)をセレクト。量が多い「プラレール」と、「シュライヒ(※グループ分けでは「じゃんぐるけんきゅうじょ」)」一式をそれぞれしまいました。遊ぶときは引っ張り出して豪快に広げます。「SKUBB」(奥行き55㎝タイプ)は軽くて持ち手が大きく上部がオープンなので、大物のおもちゃ収納におすすめです。

最近、娘がはまっている「レゴ」は、「ダイソー」の「積み重ねボックス」に。4歳の子どもでも持ち運びやすい大きさと軽さでおもちゃ入れにも最適です。

大物や重量があるものは押入れに直置きにし、後付けの突っ張り棚には、野球盤や刀のおもちゃなどしまいにくいものを直置きしました。これで子どもたちも何がどこにあるか見渡せ、ラベルすら不要です。

どこから手をつけていいかわからない!おもちゃのお片づけは「分ける」から始めるとうまくいく!

レストランやレジャー施設などでもらう、グループ分けが難しい小さなおもちゃは、先のグループ分けでは、ほぼすべてが「ほかのおもちゃ」グループに。ここのおもちゃは兄妹の人別に大きすぎないトートバックを用意し、押入れの両方の扉裏にフックをつけて掛け、持ち運んで取り出せるようにしました。この袋がいっぱいになったら、不要になったものを処分するように定量管理をしようと思っています。

どこから手をつけていいかわからない!おもちゃのお片づけは「分ける」から始めるとうまくいく!

娘のおままごとキッチンは、以前は押入れにしまって使う度に出し入れしていました。「無印良品」の「ポリプロピレン収納ラック」を組み合わせて作ったキャスター付きのもの。押入と床に段差があるため、娘ひとりだと出し入れに一苦労するときもありました。最近は頻繁に遊ぶようになったので、出しっ放しにすることに。さらに今回のお片づけで、娘の「おうちごっこ」にはキッチン以外に、ぬいぐるみなども必要なことがわかったので、それらは袋に入れて、背面の壁に吊す収納にしました。

どこから手をつけていいかわからない!おもちゃのお片づけは「分ける」から始めるとうまくいく!

そのほか、カードゲーム(かるた)やすごろくは、ダイニングテーブルで遊ぶことが多いので、リビングダイニングのオープンシェルフに収納。それぞれ大きさに合わせたスライダーバッグに1種類ずつ入れ、「かるた」「すごろく」2つのファイルボックスに投げ入れるだけです。ここは子どもたちが見渡せるようにしまっていないので、棚板の前面にラベルをつけています。

どこから手をつけていいかわからない!おもちゃのお片づけは「分ける」から始めるとうまくいく!

片づけようと思うけれど、大量の無秩序なものに圧倒されてしまったわが家のおもちゃのお片づけ。「ひとまず分けること」、「秩序が見出だせるまで繰り返し分けること」が効果抜群でした。

まもなくゴールデンウィークがスタート。ふだんは手をつけられていない場所のお片づけにも、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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ライフオーガナイザー 手塚千聡
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