おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。
エアコンを使う機会も増え、クーラーの効率が気になることはありませんか?
広島のライフオーガナイザーの中原恵さんも、その一人。「狭い部屋を広く見せたいから」と、仕切りやふすまを外して部屋の圧迫感をなくしものの、暑くなってくると、クーラーの効きが気になりはじめ……。
これまで家に関するストレスをDIYで解決してきた中原さん、間仕切りのカーテンを手作りすることに。すると、クーラー効率が格段とUPしたそう。布を選んだ理由は、以前の記事と同様、「再利用できるもので解決したいから」。今では、既製品では得られない、中原家にとってベストなカーテンになっているのだそうです。
どんな工夫をされているのか、聞いてみました。
以前の記事:
>>>引越しが多くてもあきらめない!再利用できるカラーボックスで作る「収納つき3人掛けソファ」
>>>夫の靴は120足!「使っていない」より「大切にしたい」から考え抜いた収納でイライラ解消
■開け閉めを簡単にするため、天地の中央に横棒を1本
間仕切りに求めることは、必要なときにさっと開け閉めできること。そこで、ひだのないフラットカーテンで、天地の中央に1本の横棒を縫いつけたデザインにしました。
真ん中に棒を入れると、いちばん下から巻き上げるのではなく、棒のところから巻き上げることができます。巻き上げた布は、取りつけたフックに止めるだけ。これで、半分の力量で巻き上げられる、開け閉めが簡単な理想のロールカーテンに近づきました。
かがまなくても立ったまま巻くことができるロールカーテンです。
■見せたくないところには移動式のれん
リビングの間仕切りカーテンには、二重になるようにのれんをプラス。カーテンレールを取りつけ、簡単にスライドできるようにしました。
理由は、カーテンを開けたときに見える、TVとコンポのごちゃごちゃした裏側を隠すため。
閉めているときは「通路部分ののれん」として使い、開けたときは「隠し布」として使える「移動式のれん」、二刀流です。
■部屋の使い方に合わせて通路を確保
フラットカーテンの裾の部分にのれんを縫いつけたバージョンもあります。
2匹の猫を飼っている中原家。カーテンを下ろしたときは、のれん部分が猫の通り道になるのです。カーテンを巻き上げているときは、部屋の丸見えを隠すのれんになります。
なるほど!! 既製品にはないアイデアですね。「他の場所のカーテンも、使いたい場所に合わせたサイズで自由に作ることができました」と中原さん。サイズ、使い方を自由に作れるのは、DIYだからこそのメリットですね。
「いつか引越しするかもしれないから」と我慢していた頃のストレスや電気代のことを考えると、「もっと早く作ればよかった……(苦笑)」と中原さん。
「どんな間仕切りにしたいのか」を考えて作られたカーテンは、機能も見た目もお気に入りだそう。もちろん、クーラーの効きも、以前と違って部屋はすぐに涼しくなるそうです。既製品を買うことだけがストレス解決策とは限らない、どうしたいのかを考えることで、アイデアや工夫が見つかり、快適な空間ができるのですね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー中原 恵
ブログ:m+1 心地よい暮らしさがし
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編集、写真:秋山陽子