おはようございます。
ライフオーナイザーの秋山陽子です。
アプリを使って、1000冊の本から読みたい本をすぐに取り出せるようになった鳥取のライフオーガナイザー尾上今日子さん。
前回、「蔵書管理アプリで簡単♪1kの住まいに1000冊の本がすぐに取り出せる本の収納」では、読みたい本をすぐに取り出せるための収納方法についてご紹介しました。今回は、さらにアプリを使うことで変わった、本の「買い方」「見直し方」「手放し方」をご紹介します。
■持っている本・読みたい本の一覧化で変わった「本の買い方」
「同じ本をうっかり買ってしまうこと」は、本を大量に持っている人にとっては、身近な「あるある問題」。本好きな人に数人聞いてみると、「面白そうな本を見つけたら、とりあえずその場で買ってしまう習慣があるんです」「同じ本があることがわかったときのショツク、何度したことか」。確かに(笑)。
そんなときも、「アプリで解決できますよ」と尾上さん。アプリを使って、持っている本を登録しておけば、二度買いを防止できるのだそう。検索画面で検索するか、もしくは購入前にバーコードをスキャンすると、登録されていなければ、登録画面へ。登録されていたら、「訂正・削除・キャンセル」の選択画面が出てきます。ここでチェックできるのですね(ただし、デジタル万引きと疑われないようお店の方にスキャンの許可をとることをおすすめします)。
また、「気になる本」のフォルダを作っておくと、バーコードから読みこんだり、アプリが楽天にリンクしているので、これから発売予定の新刊を検索して登録することもできるのだそう。「気になる本」のフォルダに入った本から購入する、というルールも作ることもできるのだとか。なるほど!持っている本・気になる本をすぐに確かめられたら、買い方も変わりそうですね。
■「キーワード」「ジャンル」分けで気がついた本の見直し方
尾上さんは、フォルダ分けをする際、持っている本をまず「情報」と「知恵」の大分類に分けています。
「情報」は、ある時期まで必要で、経過とともに変質してしまうもの。「知恵」は、尾上さんにとっての外部メモリ。見識や知識としてどこかで使われ続ける定番なのだそう。この2つから、さらに各ジャンルにフォルダ分けをしています。分けていくと、どんなジャンルの本をどれだけの割合で持っているか、自分の本棚を構成するモノや物量が可視化でき、「意外にこのキーワードに惹かれたり、悩んだりしているんだなぁ」、と気づきもあったのだとか。
たとえば、以前本屋に勤めていたこともあり、「本屋」に関する本が突出して多いことに気がついたそう。分けたことで、「今必要な本」と「もう手放してもいい本」があることに気がつき、情報分野の「本屋」フォルダの本は、「手放してもいい」と思えたそうです。
■手放すための「面倒な準備」は、取り出しやすさで解決
尾上さんは、手放してもいい本も取り出しやすくするために、「処分」というフォルダを作っています。さらに、取り出しやすくするために、登録した本の書誌情報のいちばん下の段にある「メモ」欄を活用しています。
これがなかなかの優れもの。「メモ」欄に、手放す方法で多い「メルカリ・ブックオフ」「人にプレゼント」「図書館に寄付」3パターンをキーワードとして入力。メモからの検索で、手放す本の仕分けや持ち出す準備など、これまで面倒だったことも解決できたそうです。
「そのとき・その世代・ライフステージで“大事なもの”は変わります。出し入れ自由な本棚アプリで、“今の自分”に合わせた本を選びやすくなったら、50冊であろうと1000冊であろうと、量は関係ないと思いました」と尾上さん。いつかは、壁一面本棚の環境が理想ですが、今の生活に合わせたストレスフリーで「取り出しやすい」ベストな状態は、とても満足してるそうです。
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ライフオーガナイザー 尾上今日子
ブログ:片づけ個別サポートBookshelf
写真:1秋山陽子/2,3尾上今日子
編集:秋山陽子