おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
昨年末、59㎡の住まいから55㎡の住まいに引っ越しました。間取りや収納スペースの位置、大きさなどが変わるため、収納計画はゼロから立て直しです。なかでもキッチンは「ものの数が多い場所」「人が毎日、作業する場所」なので、3つのポイントを意識しながら綿密に計画を立てました。今回は、キッチンの吊り戸棚を例にあげ、3つのポイントをご紹介します。
■ キッチンの収納計画で大切な3つのポイントとは?
新居には大容量の吊り戸棚が備え付けられています。食器棚を持っていないため、ここに食器や調味料などをまとめて収納することに決めました。「どこになにを収めるか」を決めるにあたって意識したのは、次の3つです。
1. どこで使う?(使う場所のそばにものを収める)
2. 使用頻度は?(よく使うものは手の届きやすい位置に)
3. 出し入れしやすい?(イラッ!としたら改善を)
■ 吊り戸棚に「食器」を収める。最適な場所、方法は?
1. どこで使う?(使う場所のそばにものを収める)
収納スペースから食器を出すのは、おもに料理を盛りつけるときなので、作業スペースの近くだとラクちんです。収納スペースに戻すのは、洗った食器を片づけるときなので、食洗機の近くだとさらにラク。ということで、その中間にある吊り戸棚に食器を収納することにしました。
2. 使用頻度は?(よく使うものは手の届きやすい位置に)
キッチンに立って吊り戸棚に手を伸ばしたとき、ラクに届く場所は最下段でした。そのため、戸棚の最下段にもっともよく使う食器を収納。上にいくほど使用頻度の低いものを収めました。
3. 出し入れしやすい?(イラッ!としたら改善を)
違う種類の食器を重ねすぎると、目当ての食器を取り出すために、上に重ねた食器をいったん持ち上げる手間がかかってイラッとします(わたしは)。棚板に引っ掛けられるラックで収納面積を広げ、なるべく食器を重ねず収納できるよう改善しました。
■ 吊り戸棚に「調味料」を収める。最適な場所、方法は?
1. どこで使う?(使う場所のそばにものを収める)
収納スペースから調味料を取り出すのは、おもにガスコンロで調理しているときです。作業スペースで食材に味つけするときにも使うので、その両方の場所から手の届きやすい吊り戸棚に調味料を収納することにしました。
2. 使用頻度は?(よく使うものは手の届きやすい位置に)
ここでもやっぱり、ラクに手が届く場所は最下段です。消費スピードの早いオリーブオイルや酢、みりん、酒といった基本の調味料は大容量タイプを購入しているため、別の容器に詰め替え、貴重な収納スペースを節約しながら使っています。
3. 出し入れしやすい?(イラッ!としたら改善を)
奥行きのある収納スペースにこまごましたものを収めると、奥のものが出し入れしづらくなります。手前の調味料を横へ移動して奥の調味料を取り出し、戻すときはその逆……と考えただけでイラッ!(わたしは) ターンテーブルにボトルをのせて、奥のものを取り出すときはクルッとテーブルを回転させるようにしたら、イラッ!が解消されました。
3つのポイントを意識した収納計画のおかげで、引っ越し直後から快適にキッチンを使えています。新居での生活をスムーズにスタートさせるためには入居前の準備が大切だと、自分自身の引っ越し体験をとおして改めて痛感……。
この春、引っ越しの予定があるけれど、「収納計画を考えるのは苦手」「計画を立てる時間がない」という方は、無理にひとりで悩まず、お近くのライフオーガナイザーに相談してみるのもアリ!かもしれませんね。
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