おはようございます。
4人のこどもをもつライフオーガナイザー中矢くみこです。
わが家の長男の忘れ物防止に効果的だった「くるりん支度ボード」。前編は支度ボードを作る前のポイントと作り方についてでした。後編では支度ボードを長く使たいときのコツ、そして年中の娘には便利に使ってもらえなかった失敗談を理由もあわせてご紹介します。
>>>忘れ物防止に効果あり! ゲーム感覚を取り入れた「くるりん支度ボード」の作り方(前編)
■支度ボードに必要な内容は変わる!
1年生の夏頃に内容を決めて作った支度ボード。ところが、学校の持ち物や忘れ物しやすいものは、ずっと同じとは限りませんでした……。
入学してから増えたものとして、プールの用意やプール参加票(忘れると見学…)、図書室で借りた本など。さらに、忘れ物も時期によって変化することもありました。
お試し期間中では分からなかった変化。支度ボードの項目を変えたくても、1から札を作るのが面倒になってしまい、結局「〇〇は持った?」と口うるさい母に逆戻り。
気がついたときにすぐに変えられるように、予備の札が数枚あればよかったんですよね。
夏のプール用品のように一時期だけ必要なものも、さっと札を取り替えられていたら、お互いにストレスを感じることも少なかったかもしれません。(実際にプール参加票を入れ忘れて見学になった日もありました…)。
■年中の娘には、女の子仕様でバッチリ!のはずが・・・
長男が支度ボードを使い始めて、登校前や帰宅後の準備がスムーズだったことに気をよくして、当時、年中だった娘にも同じような支度ボードを作りました。
いつも着替えや準備に30分以上かかる、支度が終わって遊び始める兄弟と一緒に着替えの途中で遊び始める、そんな様子を見ていて、「楽しくできるきっかけがあれば集中できるかも?」と思ったのです。
長男よりは項目を減らし、登園前・帰宅後の支度は3つずつ。興味が持てるようにと、一緒にハートやお花を描いてみたり、シールを貼ったりと、お気に入りのボードが完成したんですが……。最初の1カ月ほど使った後は、たまに使う程度で放置されていました…。
使わなくなったのは、肝心なことが抜けていたからなんです (汗)。
■状況が違えばサポート方法も違う!
使わなくなったことについて娘に聞いてみたところ、「やることは分かっているから(支度ボードは)いらない」と……。普段はしっかりタイプとは言いがたい雰囲気の娘なので、支度することを迷っている間に、兄弟の遊びに引き寄せられ遊んでしまうのかと思っていたら、実は別のことで集中が切れていた、と言うのです。
着替えや持ち物(タオルやコップなど)の好みにこだわりが強い娘にとって、明日着たい洋服、持っていきたいタオルがいつもの場所に入っていないときに、「もう準備はできないから終わり!」と気持ちが切り替わってしまうようです。
さらに「(準備が終わったら”くるりん”して『できた!』を味わう)楽しさも特に感じない」とも話してくれました(笑)。
(この当時は、着替えはワンピース+ズボンの組み合わせが絶対!でした 笑。園の活動内容に合わせてワンピースをズボンにインしていたようです)。
今思い返すと、娘の支度に困っていたのは私だったんですよね(汗)。
限りある朝の時間の中で、あっちではおもちゃが広がり、こっちでは裸で走り回る、そんな状況に振り回されて、娘のお世話をするもう一人の私として「支度ボード」に役割を押しつけたかったんです。
でも、結局は本人が使ってみて「楽になった!、使いたい!」と思うことで支度ボードが便利なツールとして生きてくるのであって、娘が話してくれた「”すき”なものがないから支度をしたくない」ことの解決にはなりませんでした。
今は、保育園に行くモチベーションを上げるものが、お気に入りの持ち物や洋服(下着から靴下、パンツまで)ということがわかり、さらにお気に入りのものをお店で選ぶ力もついてきたので、少しずつではありますが、集中できる時間も長くなってきたようです(以前は「これが良い!」と購入しても次の日には「いらない…」ということが多々ありました)。
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ライフオーガナイザー中矢くみこ
ブログ: 男の子+女の子+双子とのやったね!を探す暮らし