子どもにピアノを習わせたい!ピアノの置き場所と収納をどうする?

おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。

春は子どもが新しい習い事を始める!というご家庭も多いと思います。わが家でも、年少の息子が音楽教室に通い始めることになりました。姉の影響とはいえ、性格がまったく違う息子が通い続けられるのか……、母としては不安がつのります。

今回は、わが子にピアノを習わせたいと思っているご家庭、もしくは既に習っている方のために、アップライトピアノの置き場所についてお伝えします。自宅を新築・リフォームするときの参考にしていただけたらと思います。

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■ピアノを置くためにはどのくらいの広さが必要?

アップライトピアノは値段が高く、サイズも大きいので、“買ってから置き場所を考えよう”では間に合いません。まずは、購入するアップライトピアノのサイズを確認してみましょう。小さなものでは幅149×奥行き53㎝、大きなものでは幅154×奥行き67㎝です。

アップライトピアノは、後ろから音が出る仕組みになっているので、壁にぴったり寄せることはできません。少なくとも10~15㎝は離しておくと良いそうです。つまり、ピアノを置くためには、165×80㎝程度のスペースを確保すればいいことがわかりました。畳一帖分より少し小さいくらいのスペースですね。

子どもにピアノを習わせたい!ピアノの置き場所と収納をどうする?

さらに気をつけたいのは、ピアノの重さ。新築であれば床はしっかりしているので、アップライトピアノの重さであれば、補強は不要なことも多いです。ですが、リフォームの場合は、床が弱かったり、たわんでいたりすることもあります。建築会社へ「ここへピアノを置きます」とあらかじめ伝えて、しっかり補強してもらってくださいね。

■練習しやすい環境づくり、ピアノをどの部屋に置く?

「せっかくピアノを購入したのだから、なるべく長く続けてほしい」というのは、みなさん思うところですね。継続できるかどうかは、「日々の練習が習慣として定着するかどうか」が、カギになってきます。子どもが小さなうちは、親が一緒になって練習に取り組む必要もあり、ここで挫折する人も少なくありません。

“家事をしながら練習を見守る”スタイルで続けるのであれば、目が行き届く場所にピアノを置くといいですね。とはいえ、リビングダイニングに置くと、練習中は他の家族はテレビを見ることができない…などの問題も出てきます。

子どもにピアノを習わせたい!ピアノの置き場所と収納をどうする?

・ピアノを別室にして、練習は音だけ聞こえればOK
・セカンドテレビを用意して、別室で見られるようにしておく

ご家族でよく話しあって、長く続けられる仕組みを考えてから、置き場所を決めてみてください。ちなみに、わが家はテレビが1台しかなく、ピアノがリビングにあるので、練習中はテレビを見ることができません。まだ弟が小さいので素直に“ピアノの練習中は見られない”というルールを守ってくれていますが、大きくなれば別室で見る方法も考えようと思います。

■ピアノの上に楽譜出しっぱなし問題を回避!

ピアノ周辺には、楽譜や教材などをしまっておくための収納スペースも必要です。これを用意しておかないと、常にピアノの上に楽譜が置きっぱなしになってしまいます。

リビングにピアノの置くのであれば、最寄りのリビング収納の一角をピアノ関連グッズの定位置にしてみてください。子ども向けの楽譜は、意外に大きいことがあります。小2の娘が実際に使っている楽譜を測ってみたところ、いちばん大きいものは横26×縦35㎝でした。A4より一まわり大きいB4サイズですね。

子どもにピアノを習わせたい!ピアノの置き場所と収納をどうする?

まずは、幅40㎝ほどの棚を一つ置くだけでも十分だと思います。大きい楽譜もたくさんありますので、棚の奥行きのチェックをお忘れなく。

子どもにピアノを習わせたい!ピアノの置き場所と収納をどうする?

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一級建築士/ライフオーガナイザー 和田さや子
ブログ:建築士×ライフオーガナイザー®と建てる“忙しくても片づく家”

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