春先から初夏のスズメバチ対策に ペットボトルで簡単!「スズメバチトラップ」の作り方

おはようございます。
ライフオーガナイザーの服部美亜です。

気候が良い春先から梅雨前は、庭を整えるのにぴったりの季節です。庭を快適に楽しむためにできること。今日はそのひとつ、家庭で簡単にできるスズメバチ対策をご紹介します。

■普通の住宅街で「スズメバチトラップ」を作る理由

わが家では毎年「スズメバチトラップ」をつくります。そのきっかけは、庭で遊ぶのが大好きな子どもたち。「遊べる庭」の存在はありがたい反面、雑草や虫対策は常に悩みのタネ。特に春先からは、庭木の蜜を吸いにくるスズメバチ…。庭で遊ぶ子どもたちの周りを飛んでいるのを見る度に、ドキドキしながら見守っていました。

調べてみると、春先から5月頃まで飛んでいるのは女王バチだとわかりました。スズメバチは女王バチ以外、冬を越えることができません。春先から初夏にかけては、冬眠から目覚めた女王が、巣づくりの場所を探して飛んでいるのです。

そんなときたまたま目にしたのが、「スズメバチトラップ」紹介サイト。女王バチを捕獲すれば、巣づくりを防止できる!とつくり始めたのが数年前。それ以来毎年、「スズメバチトラップ」を設置しています。

春先から初夏のスズメバチ対策に ペットボトルで簡単!「スズメバチトラップ」の作り方

■材料は3つだけ。簡単「スズメバチトラップ」のつくり方

【材料】
・ペットボトル
・ひもか針金
・誘引液(グレープ味のカルピスと水)

【作り方】
①1.5リットルのペットボトルを用意します。オススメは、炭酸用の円形ペットボトル。中に入ったハチが滑って逃げ出しにくくなるようです。もちろん四角いペットボトルでもOK!手に入りやすいもので大丈夫です。

春先から初夏のスズメバチ対策に ペットボトルで簡単!「スズメバチトラップ」の作り方

②カッターでH型に切り込みを入れ、ペットボトルの内側へ倒します。切り込みのサイズは2センチ以内。ハチが逃げ出さないようにします。

春先から初夏のスズメバチ対策に ペットボトルで簡単!「スズメバチトラップ」の作り方

③誘引液をつくります。つくり方には諸説あるようですが、わが家ではここ数年「グレープ味のカルピス」を使用しています。1週間くらいすると、発酵したような匂いになります。配合は「カルピス:水=6:4」の割合で混ぜ合わせます。

春先から初夏のスズメバチ対策に ペットボトルで簡単!「スズメバチトラップ」の作り方

あとは木の下などに、紐でぶら下げるだけ。大人の背の高さぐらいの高さに設置します。誘引液は2週間ごとに交換すると良いようです。

■住宅街での「スズメバチトラップ」設置は6月頃まで!

昨年はこの誘引液で、11匹捕獲!女王蜂が生む卵の数は、ワンシーズンで3000個以上。このトラップで、約3万個以上の卵の羽化を阻止したことになります。近所に巣作りされていたら…と思うと、捕獲しがいがあるというもの。

ひとつだけ気をつけたいのは、「スズメバチトラップ」を使用する時期です。卵が羽化しだすのは6〜7月にかけて。働きバチが増え始める8〜11月は活動のピークなので、わが家では「スズメバチトラップ」を6月中には撤収しています。

普通の住宅街ですし、子どもの遊ぶ庭に、大量のスズメバチを集める可能性は避けたいからです。とはいえ、春と秋の2回設置している例もあります。春は女王バチ、秋は働きバチを捕獲するのが目的です。

ペットボトルで簡単にできる「スズメバチトラップ」。毎年スズメバチの巣が自宅、もしくはご近所などにできて困っている方の参考になれば嬉しいです。

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ライフオーガナイザー 服部 美亜

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