おはようございます。
ライフオーガナイザーの服部美亜です。
皆さんは、キッチンカウンターに何を置いていますか? トースター、炊飯器など小型家電を置いたら、もうスペースがない!なんてこと、ないでしょうか。コの字ラックをDIYしてみたら、カウンタースペースがより快適になりました。
■「ここに棚があったら便利なのに…」をDIYで作ってみる!
築50年のわが家のキッチンカウンター。
現在は写真のようにカゴが3つと、手前にトースターやジューサーを置いています。カゴの中身は、手前から「朝ごはんに使うもの(パンやコーンフレークなど)」、「おやつ(子どもが食べるもの)」、「常温保存の野菜や果物(根菜やバナナなど)」を入れています。
ここにカゴを置く理由は、朝ごはんやおやつの準備を、子どもに自分でやってほしいから。いちばん使いやすい場所をカゴに占領されていますが、今は子どもたちの取り出しやすさ、見つけやすさが最優先です。
そんな中、ずっと不便に感じていたのが、料理をちょい置きする「配膳スペース」が足りないこと。
「カゴの上に、もう1段棚があったらいいのになぁ」と常日頃思っていたのですが、壁に穴は開けたくない…。そんなある日、写真赤丸スペースを使えるように「コの字ラック」を作ればいいのでは?と思いつきました。
■さぁやってみよう!「コの字ラック」はどうやって作る?
「コの字ラック」であれば、壁に穴を開ける必要もないし、不要になったらどかせばいいだけ。キッチンの不便を解消するために、さっそくチャレンジすることに。
【材料】
・板材:側板2枚と天板1枚
・ビスと木栓
・紙ヤスリ
・木工用ボンド
・塗料、刷毛、ウエスなど
・必要な工具類
【作り方】
①木材を必要なサイズにカットします。
今回は地元工務店さんからいただいた端材を利用したので、自宅でカット。木材を購入する場合は、ホームセンターなどの「カットサービス」を利用するのがオススメです。
<サイズを決めるときのポイント>
「側板」の高さを決めるときは、「カゴと天板の間に、指が入りやすいかどうか」を考え、約3.5cmのスキマを開けました。手が入れやすく、横からカゴの中身が見えにくいのがポイントです。
「天板」の奥行きは、カウンターの奥行きに合わせます。幅は、3つのカゴが出し入れしやすいよう、左右約1cmずつ隙間がとれる寸法に。
②次に、天板の数カ所に(貫通しない程度の)穴を開けます。
※ビスで直接(天板を側板に)打っても大丈夫ですが、今回は見た目を綺麗にしたかったので、ビスを後で隠すためにこうしています。
③穴の中心にさらに下穴を開け、ビスを打ち、天板と側板を固定します。
(ビスを打った後)
④ビスを打った後の穴に、木工用ボンドを注入します。
※はみ出したボンドは、濡れた布巾で拭き取ります。
⑤木栓を打ち込みます。
⑥穴からはみ出た木栓はノコギリでカットします。
⑦全体にヤスリがけをして、表面をなめらかにします。
⑧完成です!!
■カウンター面積が増え、念願の配膳スペースが完成!
「コの字ラック」を設置したことで、絶妙に置きやすい高さと位置に、配膳スペースをつくることができました。
最後の仕上げに、木材に水や油が染みないように塗装をします。キッチンで使うものなので、できるだけ安心な自然塗料「U-OIL(ユーオイル)木守り専科」のホワイトを購入しました。
原液のまま1回塗って、ウエスで拭きとると……、写真のように、少しだけ木が透ける感じになりました。
DIYは手間も労力もかかりますが、出来たときの喜びはひとしおです。そしてピッタリサイズのモノを作れるのが最大のメリット!
「棚が欲しいけど、壁を傷つけたくない…」、そんなとき、置くだけの「コの字ラック」は便利です。カウンターが狭くてお悩みの方に、参考にしていただけたら嬉しいです。
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ライフオーガナイザー 服部 美亜