おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
DIYというと準備がめんどくさそうとか組み立てが難しそうという印象がありませんか?確かに本格的なものは少々大変ですが、簡単にできるものも意外とあるんですよ。今回は、過去記事より比較的短時間でできるものを10事例ご紹介します。
■棚板を増やして収納力アップ
片づけサポートの現場でも割とお見かけするのが「ここにもう一枚棚板があればもっと収納できるのに」という状況。まずは、棚板を増やすことで収納力をアップした3人の事例をご紹介します。
子どもの工作グッズが増えてきたのを期に棚板を増やしたのはライターの都築さん。「ビフォーの下段は、上の空間が余っていて下はまとまりがない印象。立てているものも取出しにくい状態でした」
「細かいものが整理しやすく、画用紙などは大きいものは横置きに変えて、取り出しやすくなりました」
都築クレアさんのアイデアはこちらから:
>>>DIYが苦手でも大丈夫! いちばん楽&スムーズにできる棚板の増やし方
ライフオーガナイザーの森麻紀さんは書類を立てた状態でしまうのが億劫だったことから、棚板を増やしてパイリング(積み重ね)収納に変えたそう。
「見てのとおり少し贅沢な使い方をしているので、収納スペース的には立てて収納したほうがたくさん入ります。けれども、いくつかの書類をひとかたまりで取り出すとき、立てた状態で取り出すと重く感じることも解消されました」
森麻紀さんのアイデアはこちらから:
>>>書類を立てて入れるのが面倒!「棚板をネット注文→パイリング(積み重ね)収納」が正解でした
1足でも多く靴を収めるために、下駄箱に棚板を増やしたのはライフオーガナイザーの原田ひろみさん。可動棚の間隔を出し入れできるギリギリまで下げて、棚板を3段増やしたそう。
「6足分の収納スペースが増えるとかなり違います。靴が玄関に出しっぱなしにならず、下駄箱に収まるのはスッキリ片づくので嬉しいものです」
原田ひろみさんのアイデアはこちらから:
>>>靴をもっと収納したい!下駄箱の靴収納量アップは差し込みダボと棚板で解決!
■棚板を増やせない場所はコの字棚で
ダボ穴などがない収納スペースには棚板を増やせない?いや、そんなことないんですよ。板をカットしてコの字に棚を作ることで、好きな位置に好きな大きさの棚を作ることができるんです。次は、コの字棚をDIYした3事例をご紹介します。
さきほど靴箱に棚板を追加したアイデアをご紹介した原田さんは、洗面台下にはコの字棚で収納力をアップさせています。
「排水管で収納スペースがうまく使い切れない場合でも、ちょっと工夫することで収納量が増え、使いやすくなりました。収納する場所に合わせて棚板を追加したり、ケースを活用するなど、今よりもっと使いやすくなる可能性はいつもゼロではありませんね」
原田ひろみさんのアイデアはこちらから:
>>>1000円あればできる! 貼るだけでつくれるコの字型棚板で洗面台下の収納量が2倍に!!
「コの字ラックで収納スペースを細分化できるんです」と話すのはライフオーガナイザーの中村佳子さん。成長につれて子どものおもちゃの種類が細かくなって増えてきたことで、コの字棚を設置することにしたそう。
「収納スペースの大きさは変わらないのに、新しく増えたおもちゃボックスの定位置ができ、もともとあるおもちゃボックスの使い勝手も今までと同じように確保できています」
中村佳子さんのアイデアはこちらから:
>>>簡単&低コストDIY! 置くだけで収納力が倍になる コの字ラック で溢れたおもちゃをすっきり収納
さいとう編集長も過去にコの字棚をDIYしたことを紹介していました。大きさも形も不揃いな季節家電を効率よく収納しています。
ここにはオイルヒーターと小型サーキュレーター2台を入れ替える形で収納しているそうです。サーキュレーター2台のときは、コの字棚の中央と底部分に棚板を差し込めるような仕様になっているとか。
さいとう編集長のアイデアはこちらから:
>>>DIYで作った「季節家電棚」に、収まりのわるいヒーター&サーキュレーターをピタッと収納!
■キャスターを活用して動かしやすく
次は、床置きしているものや低い位置に置いているものを使いやすくするためにキャスターを活用している2事例をご紹介します。
ライターの南方佐知子さんは、ピアノの横に床置きしているトランク(中には楽譜などを収納)を動かしやすくするためにベニヤ板とキャスターでキャスター台をDIY。
「キャスターがあることで、少し重たくても取り出しやすくなり、気になっていたほこりも頻繁に掃除できるようになり満足しています。引きずらないので、床に傷がつきにくいと思っています」
南方佐知子さんのアイデアはこちらから:
>>>キャスターがあるといいのに…は、簡単DIYで叶います!取り出しもお掃除も楽ちんに
ランドセルの直置きをさらにラクにするためにキャスターを活用したのは、さきほどコの字棚のところでもご紹介したライフオーガナイザーの中村さん。キャスター付きの鉢置き台に板をつけて「ランドセルカート」を作っていました。
「ちょっとモノを出したいときも片手ですっと引っ張り出してすっとしまえるので、“やりやすさ”もアップしている上に、この滑り込ませるのが片づけっぽくなく、面白いようで、「つい片づけたくなる」と」
中村佳子さんのアイデアはこちらから:
>>>簡単DIY!“ランドセルカート”で、毎日思わず自分でしまいたくなるランドセル収納
■プチリメイクで見た目をイメチェン
最後は、見た目を変えるDIY2事例をご紹介します。まずは、過去に何度かイスの座面の張り替えを紹介しているライフオーガナイザーの佐藤さん。難しいようにみえますが、「座面に布を張る作業は、とっても簡単」だそうですよ。
「汚れたから買い替える、汚れているけど我慢、どちらかを選ぶのではなく、もう一つの選択肢として、自分でメンテナンスすることも加えてみてはいかがですか?」
佐藤美香さんのアイデアはこちらから:
>>>ダイニングチェアの座面の汚れ、DIYで張り替えすればお財布にも環境にもやさしい!
リメイクシートで手持ちの家具をイメチェンしたのはライター都築さん。引っ越し先の床の色が変わって以前は馴染んでいたのがなんとなく浮いて見えたことからリメイクすることにしたそう。
「貼ってみると、ガラリと印象が変わりました!味をしめて、取り外せるテレビボードのガラス棚も合わせてDIYしました。小さなエリアでも、リメイクシートの効果は抜群! 大理石柄に変わったことで、自分好みの見た目に整って、DIYしたところだけ輝いて見えました」
都築クレアさんのアイデアはこちらから:
>>>【簡単DIY】大理石のリメイクシートで雰囲気一変!初心者でもうまくいくコツ
DIYのメリットは、自分の持っているものや自宅のスペースに合わせた収納にできるところですね。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 吉川圭子
ブログ:整理収納手帖