おはようございます。
ライフオーガナイザー/ファイナンシャルプランナーの長谷部敦子です。
年末調整の手続きが終わったばかりの方も多いのではないでしょうか。そんな方にとっては、何を探して、何にストレスを感じたかを覚えている今が、仕組みを見直すチャンスかもしれません。
■大切なのは、見やすさよりもそこにあること
わが家は、年末調整に必要なものも含め、家計に関する書類を1つのファイルボックスにまとめて入れています。ボックスの中身はラベリングしているものもあれば、クリアファイルにただ突っ込んでいるだけのものもあり、割と雑然としています(笑)。
私の場合、キレイにファイリングをしようとすると、そのちょっとした手間が「あとでやろう」に繋がってしまうので、投げ入れ大歓迎!にしています。
「家計に関する書類は必ずこのボックスに入れる」というたった1つのルールを守っておけば、「ボックスの中を探せばいい」と思えるので、多少雑然としていてもストレスを感じることはありません。
■緊急性の低いものこそワンアクション
ストレスは感じないものの、できることなら書類を探す手間はやっぱり省きたいのが本音です。そこで、ファイルボックスのいちばん端にクリアファイルを用意しておき、年末調整に必要な保険料控除証明書や住宅ローンの年末残高証明書などを入れるようにしています。
必要書類が届いたら、持ち帰ったその手でボックス内のクリアファイルにポイっと入れるだけ。正面に回って、ファイルボックスを引き出すのが面倒なので、通るときに横から片手で入れる横着ぶりです(笑)。
書類自体は大切なものでも、緊急性の低いものは、これもやっぱり「あとでやろう」になりやすいものです。だからこそ、ワンアクションにこだわっています。
■書類だけじゃなく数字の準備もセットで
配偶者の扶養の範囲内で収入がある場合は、書類だけではなく、見込みの収入額の確認も必要です。「配偶者控除」もしくは「配偶者特別控除」内の所得かを確認するために、今年1年間の所得見込み額を計算する必要があります。
パートなどの給与収入がある場合は、給与明細をまとめて、他の必要書類と同じクリアファイルにまとめておくと、確認の手間が省けます。
配偶者以外にも、お子さんがアルバイトをしている場合も要チェックです。
参考:国税庁「扶養控除」
個人事業主などの事業収入がある場合は、特に前もって準備が必要です。確定申告までまだ時間があるから「あとでやろう」とのんびりしていると、年末調整のタイミングで慌てることになります。
10月末までに1年間の所得のメドを立てることをスケジュールに入れておくといいですよね。そうすることで、残り2カ月の動き方が変わったり、確定申告の負担が減ったりすることも大きなメリットになるはずです。
扶養の範囲内での収入がある方は、必要書類と一緒に、数字の準備もセット化しておくことをオススメします。
今年は制度改正があった影響もあり、書類も増えて、これまで以上に手間に感じた方もいらっしゃるかもしれません。「あとでやろう」に負けないためのちょっとした工夫が、来年の自分をきっとラクにしてくれるはずです。
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「あとでやろう」に負けない工夫についてはこちらにも:
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ライフオーガナイザー 長谷部敦子
ブログ:生き方デザイン練習帖