おもちゃが散らかるリビング! 子どもの「できること」から選んだ収納場所はテレビボードでした

おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。

子どもがおもちゃをリビングに散らかしっぱなし!とイライラすること、ありませんか? わが家もかつてはイライラしながら私が片づけていました。そこで、子どもが「自分で簡単に片づけられる」と、母の「すっきりしたリビングでくつろぎたい」を同時に叶えるにはどうすればいい? と考えたところ、出てきた答えは意外な収納場所を使うこと。

散らかしっぱなしになっていた原因と、収納場所を変えてからどうなったか?をレポートします。

■リビングではくつろぎたいから「おもちゃは隣の部屋」にしたところ……

現在小3の次男が年長さんだったころ、リビングにゴチャゴチャモノを置きたくない私の一存で、リビング隣の和室におもちゃコーナーを作っていました。

おもちゃが散らかるリビング! 子どもの「できること」から選んだ収納場所はテレビボードでした

でも、子どもはリビングへおもちゃを持ち出して使ったまま、戻すことができずにいつも散らかっていました。「リビングのすぐ隣だから片づけられるでしょう?!」と思っていましたが、なかなか片づけられません。私がイライラしながら片づけていましたが、そうするうちに私自身もその数歩がめんどうなことに気づきました。とりあえず和室へ放り込み、扉で隠す毎日(笑)。

いつもリビングで遊ぶので、「和室ではなくリビングに収納したらよさそうだ」と薄々感じてはいましたが、新たにカラフルなおもちゃコーナーがリビングに鎮座することは、「私のくつろぎを妨げる……」と気がすすみません。

「じゃあ、新たに作るのではなく、既存の家具に収納できないかな?」と考えて、目についたのがテレビボードでした。

おもちゃが散らかるリビング! 子どもの「できること」から選んだ収納場所はテレビボードでした

■テレビボードがおもちゃ箱?!意外と使えた3つの理由

「大きいおもちゃ」はテレビボードの大きな引き出しにポイポイ入れるだけにしました。「小さいおもちゃ」は大きな引き出しの中で迷子になりそうだったので、引き出し上にサイズがぴったりだった「IKEAティエナ・収納ボックスふた付き」を引き出しのように並べて、こちらもポイポイ入れるだけに。

「絵本」はカラフルな色味を抑えたかったので「IKEAティエナ・マガジンファイル」を使用。読むときはボックスを手前に90度倒して出し、読み終わったら入れてまた90度戻す、という使い方で子どもにも簡単にできました。「箱入りおもちゃ」はすっぽり入る「IKEAドローナ・ボックス」に。

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実際に収納場所を変えてみると、思った以上にいい感じです。ポイントは3つありました。

・遊ぶ場所のすぐ近くだから面倒がない

テレビの前のラグの上におもちゃをぶちまけて遊ぶことが多かったので、遊んだ後、ほとんど歩かずに片づけられる場所というのは、子どもの片づけハードルをグンと下げてくれました。

・感覚的に戻せるように、ゾーン分けをざっくりと

まだ年長さんだったことに加えて、性格的にもおおざっぱな次男。きっちりしたカテゴリー分けはハードルが高そうだったので、「大きいおもちゃ」「小さいおもちゃ」「絵本」「箱入りおもちゃ」と感覚的に分けられる4つのゾーンを設けました。

・テレビボードに収納したいものは実は少なかった!

テレビボードにおもちゃを収納するにあたり、今まで中に収めていたものを改めて全部出して分けてみました。そうすると、ここに収納していたら便利!というものは意外と少なく、別の定位置があっさりと決まりました。たとえば工具や電池、ガムテープなどです。結局、ここに置きたいものはDVDとコード類、ゲーム機とその付属品ぐらいだったので、右側の一つの引き出しに収まってしまいました。

おもちゃが散らかるリビング! 子どもの「できること」から選んだ収納場所はテレビボードでした

■子どもが自分で片づけられるコツは、「まずは一緒に」

テレビボードに収納するようにしてからは、「おもちゃが溢れてきたな~」と気づきやすくなり、そのたびに、子どもと一緒に全部出して見直しをすることにしました。

見直すときは、「遊ぶ」「あまり遊ばないけどとっておく」「いらない」の3つに分ける方法で簡単に。「あまり遊ばないけどとっておく」は1つのボックスにまとめて、別の場所で保管します。

おもちゃが散らかるリビング! 子どもの「できること」から選んだ収納場所はテレビボードでした

だいたい2カ月に一度のペースなのですが、回数を重ねるごとに、子どもの分ける判断が早くなり、小学生になってからは声かけと見守りだけで、自分でスムーズに分けられるようになりました。おかげで、子どもができる「ポイポイ簡単収納」と、母のしたいこと「すっきりリビングでくつろぎたい」が同時に叶いました。

私の「したいこと」のためにイライラと怒ってばかりでしたが、子どもの「できること」を考えて一緒にやってみることが、時間はかかっても結局は片づけられるようになる近道でした。

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ライフオーガナイザー 梅野優子
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