億劫だった家事もサクサクこなせる?! 時間管理術「ポモドーロ・テクニック」を実践してみました

おはようございます。
ライフオーガナイザーの水谷のぶこです。

「ポモドーロ・テクニック」という時間管理術をご存じですか?
仕事や勉強、家事などのタスクを、25分間続けたら5分間の休憩を取り、そのサイクルを4回続けたら、15分の休憩を取る。という方法です。

億劫だった家事もサクサクこなせる?! 時間管理術「ポモドーロ・テクニック」を実践してみました

実際に、知り合いのお子さんがこの方法で受験勉強に取り組んだら、効率よく集中できたとのこと。興味が湧いて、さっそく自分も「ポモドーロ・テクニック」を使って家事や仕事に取り組んでみることにしました。その体験と感想をお伝えします。

■キッチンタイマーとアプリ、どちらが管理しやすい?

「ポモドーロ・テクニック」は、1990年代にイタリアの起業家で作家のフランチェスコ・シリロが発案したメソッド。「ポモドーロ」とはイタリア語で「トマト」のことで、フランチェスコ・シリロが学生時代に愛用していた、トマト型のキッチンタイマーから名づけられたそうです。

億劫だった家事もサクサクこなせる?! 時間管理術「ポモドーロ・テクニック」を実践してみました

知り合いから「アプリもあるけど、キッチンタイマーを使うのがよいらしい」と聞いた私は、まずはキッチンタイマーを使って実践してみることにしました。

実践初日、1日のタスクを書き出し、優先順位の高い順に並べてから、キッチンタイマーを25分にセット。タスクは集中して取り組めましたが、25分の作業時間と5分の休憩時間をその都度セットし直すのが、私には少し面倒に感じました。

そこで2日目からは、「ポモドーロ・テクニック」用のアプリを使ってみることにしました。

億劫だった家事もサクサクこなせる?! 時間管理術「ポモドーロ・テクニック」を実践してみました

私が使っているのは「Focus TO-DO」というアプリ。25分のタイマーセット後は自動的に5分の休憩時間がセットされ、タスクやプロジェクト、優先順位も同時に管理できるので、私はキッチンタイマーよりアプリのほうが実践しやすいと感じました。

■「ポモドーロ・テクニック」、効果のほどは?

現在もアプリを使って実践中。これまで実践してみての感想をまとめてみました。

・タスクはできるだけ細かくすると実践しやすい

たとえば、「ブログを書く」というタスクは、それだけで25分作業できますが、家事の場合は、25分もかからずに終わる作業もあります。まず、「朝家事」「夜家事」と大きなタスクを作成し、それぞれに、「洗濯機をまわす」「洗濯物を干す」「洗濯物たたむ」「洗濯物片づける」などと細かくサブタスクを設定。完了したらそのサブタスクをチェックしていくようにしました。そうすることで、25分間、ゲーム感覚でどんどん作業をこなしていくことができました。

・途中でも時間がきたら一旦やめる

25分を告げるタイマーが鳴ったら、作業が途中でもそこでやめて休憩時間をとるようにしました。作業途中だと、キリのよいところまでやりたくなりますが、あえて時間に忠実に作業することで、繰り返し実践することができていると感じます。

・いちばん嫌いだった夕飯の片づけにすぐに取りかかれるようになった

私が家事の中でいちばん億劫で嫌いなのが、夕飯の後の片づけ。食後、ちょっと休憩する習慣がついていて、その休憩にちょっとスマホをさわったり、ソファに座ったりすると、ちょっとのつもりが長時間に……。ますます取りかかるのが面倒になってしまっていました。

このクセをなんとかしたいと長年思ってきましたが、「ポモドーロ・テクニック」を実践するようになり、夕飯を食べた後すぐにタイマーをセットすると、片づけもすぐ開始できるようになりました。

億劫だった家事もサクサクこなせる?! 時間管理術「ポモドーロ・テクニック」を実践してみました

・休憩時間の使い方を分けることで、デジタルデトックスにも

家事をしているときの5分の休憩は、LINE・メールのチェックや返信、SNSを見る時間にして、仕事をしているときの休憩は、スマホを見ると休んでいない気がするので、本を読んだりしています。作業時間と休憩時間のメリハリをつけることで、なんとなく、ついつい見てしまっていたネットサーフィンの時間が減り、デジタルデトックスにもなっています。

億劫だった家事もサクサクこなせる?! 時間管理術「ポモドーロ・テクニック」を実践してみました

■大変そうに感じていたことは、実はそうでもなかった

大嫌いな夕飯の片づけも、「ポモドーロ・テクニック」で集中すれば、25分でほとんどすんでしまいます。たいていの家事や仕事は、25分あれば十分終わらすことができるとわかれば、先延ばしにしがちなことも、「今、やってしまおう」と動くようになり、夜に自分の自由な時間が増えました。

「ポモドーロ・テクニック」を実践するようになって、集中することはもちろんですが、今日のやるべきことが把握できるようになりました。全体量がわかると、優先順位がつけやすくなり、先延ばしや、やり残しも実践前よりはかなり減りました。

集中してスムーズに動ける「ポモドーロ・テクニック」。気になる方はぜひ試してみて下さい。

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あなたは生み出された時間で何をしますか。
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ライフオーガナイザー 水谷のぶこ
ブログ:寺嫁のんさんの笑顔になるお片づけと爽快らいふ術

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