おはようございます。
ライフオーガナイザーの水谷のぶこです。
わが家の高校生の息子は、遠距離通学と学校生活で忙しい毎日。帰宅後は、宿題や塾などで力尽きてしまいます。なので、前夜のうちにしておけばよい準備もままならず、朝の支度は毎日バタバタ。これまでの朝時間は、私や家族も振り回され、イライラ、ギスギスした空気が漂っていました。
そんな朝の時間を“見える化”してチェックをすることで、息子も私や家族も、穏やかでスムーズな朝を過ごせるようになりました。その方法をご紹介します。
■小さな子どものための「お支度ボード」を高校生用に
朝の時間を見える化するためにひらめいた方法は、小さい子どものための「お支度ボード」の高校生用をつくること。「お支度ボード」とは、するべき身支度の項目が書いてあるマグネットを裏返したり、移動させることで、登園や登校の支度が楽しく、ゲーム感覚で完了するというもの。
高校生男子、「小さい子どもじゃない!」と嫌がられることも想定していましたが、提案してみたら意外に受け入れられたので採用(笑)。とはいえ、オリジナルを最初からつくる作業は、私も息子もあまり得意ではありません。
そこで思いついたのが、ライフオーガナイザーのDrawer Style中村佳子さんが考案した、「やることボード」の「やることマグネット」を息子用にカスタマイズすることです。
中村さんの「やることマグネット」は販売されているので、これを利用して、「やることボード」の息子用をつくってみました。
“やることボード”を紹介した記事はこちら。
>>>はじめての時間オーガナイズ! 新学期の新しいリズムを“やることボード”でサポートする
■高校生男子用の“やることボード” のつくり方
息子用“やることボード”のつくり方はとても簡単。
1.ホワイトボードを3つに分ける
100均のホワイトボードを、マスキングテープを使って仕切り、3つのカテゴリーをつくりました。
3つのカテゴリーは、
「全部できた?」 … 家を出る時間までにやり終えていること(身支度や時間割りの用意など)
「忘れず持った?」 … 忘れ物がないかチェック
「帰ったら忘れず出して」 … 帰宅したら忘れず出して欲しいモノ
2.マグネットをカスタマイズ
中村さんの「やることマグネット」は、2歳から小学生を対象につくられているので、高校生の息子には必要のないマグネットがいくつかありました。
それらのマグネットに、「スマホ」「定期券」など、息子用のアイコンをインターネットで探してダウンロードし(私が利用したアイコンのダウンロード元はコチラ)、印刷して上から貼りました。
■朝時間以外の行動にも変化がありました
息子は、小さい子のようにマグネットを移動させたりまではしませんが、このボードを見ることで、自分で確認ができるので、朝の行動がスムーズになりました。家を出てから「忘れた?!」と引き返すことや、そのせいでいつもの列車に乗れず、1本遅くなるということもなくなりました。
そして当然、息子がスムーズに自分で動けると、私も口うるさく言わなくなります(笑)。家族も穏やかな朝を過ごせるようになりました。
意外な効果は、朝だけではなく、学校からの忘れ物(自転車のカギとか、筆箱など)もなくなり、ちゃんと持って帰ってくるようになったことです。
バタバタ、イライラだった朝時間が少しの工夫でスムーズになりました。ガミガミ言うのではなく、困りごとが起こりにくくなる仕組みや、環境をつくることが大切だと気づきました。
高校生男子についてはこんな記事もあります:
・やめられない「高校生男子が喜ぶお弁当」! お弁当箱選びが時短弁当作りの決め手に
・忙しい高校生の制服収納は「だけ」システムでラクにキープ!
あなたは生み出された時間で何をしますか。
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ライフオーガナイザー 水谷のぶこ
ブログ:寺嫁のんさんの笑顔になるお片づけと爽快らいふ術