おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
ほっと一息つけるカフェは心地よい空間ですよね。「そんな居場所づくりをしたい」とただいまカフェオープン準備中のわたし。そして「こんな機会はめったにない!」と店内の内装をDIYしてみることにしました。
片づけのプロではありますが、DIYに関しては素人。そこで“素人でもできたDIY”をシリーズでご紹介したいと思います。
■ 珪藻土にはどんなメリットがあるの? 選ぶポイントは?
今回は壁塗り編で“珪藻土塗り”です。珪藻土の壁にしようと思った理由は2つあります。
ひとつめは、“呼吸する壁”ともいわれるほど調湿効果に優れ、その他にも消臭、空気清浄作用があり、快適な空間を作るのにピッタリだったこと。お客さまにくつろいでいただく店内なので“空気がきれい”というメリットは大きかったです。
“珪藻土バスマット”や“珪藻土コースター”など水気を素早く吸収するような製品も販売されていて、珪藻土という素材は、わたしたちの暮らしにも身近なものになっていますね。
ふたつめは、素人でもそれなりに仕上がる(笑)ということ。珪藻土塗りは厚みもあり、ちょっとぐらいデコボコしても、それさえ味になるということは、大雑把なわたしには大きなメリットでした。
今回選んだ商品はロハスウォールというDIY専門ショップの「タンクタイプ珪藻土【細め】」です。「タンクタイプ専用下塗り材」も合わせて購入しました。
商品は段ボールで届きます。
練り済みなので、開けたら中身を取り出すことなく、ほぐしてそのまま使えます。
この商品を選んだポイントは以下の3つです。
・ボンドなどの科学物質が入っておらず、自然素材100%であること
・練り済みで、届いたら手軽に作業に取りかかれること
・ホームページに詳しい手順が掲載されていて、気軽に質問できる窓口があったこと
■いざ、実践!やってよかった? やめておけばよかった…?
客席側の両面の壁と、トイレの中(合わせて約36㎡)を塗ることにしました。
まずは塗り道具の準備です。
左から時計回りに、軍手、コロナマスカー、コテ、マスキングテープ、養生テープ、そして下の黒い板が珪藻土をのせる盛り板です。今回は、天井との境い目までの壁一面を塗ったので、脚立も用意しました。
養生をして、ホームページの手順をさっと読んで、動画を見てイメージ作りをして、いざ実践!まずは下塗り材を塗っていきます。
最初はモタモタしていましたが、だんだん慣れてスピードアップしていきました。下塗り材を塗り終えるまでに丸3日間。その間、5名ほど友人や仕事仲間が手伝いに来てくれたので、1人だったらもっとかかっていたと思います。
下塗り材を塗り終えて、すっかり乾いた後日、珪藻土を塗っていきます。
まだ床などの他の作業が終わっていませんが、壁の仕上がりの雰囲気はこんな感じになりました。
遠目でみると、悪くない感じです。
近くで見ると…
決して上手とは言えないけれど、“味がある”という見方もできなくはない?!……と思いたいです(笑)
珪藻土塗りをしてみて、「やっぱりよかったな」と思ったこと、「やめておけばよかった…」と思ったこと、どちらもありました。
【やっぱりよかった!】
・あまり緻密な作業ではないので、友人や仕事仲間にも手伝ってもらいやすかったこと
・できあがっていく過程が目に見えるので、達成感を感じられること
・好きな音楽を聴きながらひたすら塗っていく作業は、無になれる心地いい時間だったこと
【やめておけばよかった…】
・想像以上に時間がかかり、家のことや仕事もしながらの合間の作業では、集中力が途切れて効率が悪かったこと
(時間換算で丸6日程度。実際は短時間作業もあり、日数はもっとかかりました)
・下塗り材は、途切れ途切れでも塗りやすかったけれど、珪藻土はすぐに乾燥するので、一気に塗れなかったところは、継ぎ目が目立ってきれいな仕上がりにならなかったこと
・慣れない作業で、体力が必要だったこと
普段から、仕事で“片づけ作業を丸1日”などよくあることなので、体力には自信があったのですが、今回の塗り作業は、意外と体力を消耗しました。慣れないことは、想像以上に疲れるものですね。
それでも、やっぱり仕上がったときの喜びのほうが大きく、やってよかったと思います。
■素材を選ぶ前にしたのはイメージ作り。アプリが役に立つ!
今回、DIYをした空間は、最初は石膏ボードが一面に張られただけの状態でした。ここから、プロのアドバイスを受けることなく自分で内装デザインを決めることに。
いざ、自由に決めていいとなると、意外と途方に暮れるものです(笑)。珪藻土を塗る以外にも、壁紙、ペンキ、板張り…、選択肢はいくらでもあり、頭が混乱しそうでした。
そんなとき、イメージ作りに役立ったのは「ピンタレスト」というアプリでした。
「カフェイメージ」というフォルダーを作り、ピンときた写真をどんどん保存。それらを眺めていると、「ボタニカル」「ラフな感じ」「クール」「落ち着いた木目」など、わたしが優先したいキーワードが見えてきました。それらを、「内装で表現する部分」「インテリアで表現する部分」と分けていき、全体の内装デザインを決めていきました。
「DIYはやってみたいけれど、ハードルが高そう…」というイメージがあるかもしれませんが、珪藻土塗りは初心者でもチャレンジしやすいと感じました。“やってみたい”を思いきって行動に移してみると、意外となんとかなるかもしれません。ただし、時間と体力の余裕は多めに見積もっておくことをおすすめします(笑)
“DIY・ 塗装”に関する記事はこちらも参考に:
・DIYは下準備が7割 無料サービスを活用して“丸見え壁面収納”にお手軽に挑戦!
・ドア1枚のペイントでできる DIYで快適空間を実現する方法
・ペイントと壁紙でスモールオフィスをリノベーション!
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 梅野優子
ブログ:福岡 片付け 収納|時短を叶える心とお部屋の片づけサポート