おはようございます。
ライフオーガナイザーの東風平美穂です。
ごちゃごちゃした部屋にいると、その見た目にイライラしたり、落ちつかない気分になりませんか?毎日目にするお部屋は、できるだけすっきりと整って見せることで、心穏やかに安心して暮らすことができるんだと思います。
ものが多めで、非ミニマリストなわが家の、ものを減らさなくてもすっきり見せている、ちょっとした工夫をご紹介します。
■見せたくないものは、布で隠す、死角を使う
わが家に遊びに来た友人たちが驚くのが、リビングにテレビがないということ。実際には、ないのではなく、隠しているだけなんですけどね。
リビングに設置している木製棚の一部に、テレビを置くスペースを設けていて、ふだん使わないときには布をかけて隠しています。やはり、家電のように生活感が出るものは、隠したほうがすっきりします。さらに、テレビがいつも丸見えだとつけたくなりますが、隠れていると存在を忘れ、テレビをむだに見なくて済むという効果も!
もうひとつの隠しワザは、「死角」を使うこと。和室のふすまの裏は、リビング側から見ると隠れてしまいます。子どもが持ち帰った、大型の作品の一時置きスペースにしたり、掃除機を充電したり、ふだんは目に入らない場所なので、ものが置いてあっても見た目はすっきりです。
■平面の何もない部分を増やして、お部屋を広く見せる
床の上やテーブルの上に、ものが散乱していると、ごちゃごちゃとして全体の印象が散らかっていると感じます。逆に、床やテーブルの上に何もない部分が多いと、当たり前ですが広くすっきり見えますよね。
持ち帰ったバッグは床に置かず、いすの上や専用の場所に置く。テーブルの上にぱっと置きがちな紙類は、重ねてまとめるだけでずいぶんと面積は小さくなり、テーブル面が広く見えます。わが家ではテーブル下に一時置きスペースを作って、DMなどの紙類はそこに避難させています。
一時置きスペースについてはこちらも参考に:
>>>三日坊主をやめたい!苦手な片づけを習慣にする方法【続く仕組み編】
■フォーカルポイントを利用すれば、隠さなくてもいい!
フォーカルポイントとは、視線が集まる焦点のこと。お部屋に入ってすぐ目に入るもの、パッと目を引くものがあれば、それ以外の見せたくない部分を目立たなくさせる効果があります。たとえば、観葉植物やモビール、絵画などを配置して、見てほしい方向へと導いてゆくやり方です。
わが家のリビングにある木製棚は、それ自体が大きく、家の中でも目立つ存在。ついつい、その平面には何かを置きたくなったり、飾り物を置いたりしがちな場所です。わたしがたまに使いたくなる「けん玉」は、色が強くけっこう目立つものですが、すぐ使いたいのでどうしてもここに置きたい!
そんな場所には手前にお花を置いています。そうすると自然とお花のほうに目が行き、後ろのあまり見てほしくないものには目が行かなくなるという作戦です。
つぎに、この写真、まずどこを見ますか? ほとんどの方が右上の洋服が気になるかと思います。下に置いている絵本やおもちゃはあまり見てほしくないものですが、右上の洋服や左上のモビールが目立つため、下はあまり気にならないと思います。かけている娘の洋服は、それ自体が可愛らしく、今しか着られない期間限定のもの。見るだけで気分が上がるので、あえて隠さずに見せているんです。
目から入ってくる情報や、まわりの環境は心の状態にも強く影響すると感じています。お花のパワーは強力ですし、美しいもの、好きなもの、見るだけでエネルギーを得られるものは、隠さず見せてその力を受け、ごきげんに暮らしたいですね。
リビングをすっきり見せるヒントはこちらにも:
・リビングダイニングがすっきり! 夫が毎日使うものは、「とりあえずボックス」にお任せ
・「増設してよかった!」 収納の中のコンセント1つで、リビングがすっきり片づく
・「こんなところに収納スペース?」で、すっきり片づくリビングダイニング
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ライフオーガナイザー 東風平美穂(こちんだみほ)
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