おはようございます。
ライフオーガナイザーの原田ひろみです。
「洋服を選ぶのに時間がかかる」「洗濯したものが面倒で戻せない」など、衣類の出し入れがしにくくて悩むことはありませんか?
「クローゼットが狭く、収納用品が合っていないのか、使いづらい。もっと洋服を選びやすくしたいです」とオーガナイズサポートのご依頼をいただいたY様。毎日の行動パターンを確認し、収納場所を見直すご提案をしました。
毎日の身支度がラクになり、時短にも繋がった事例の、Before&Afterをご紹介します。
■毎日どのように衣類を出したり、戻したりしていますか?
まずは、お悩みのヒアリングからスタートです。毎日洋服を選んだり、洗濯したものを戻すとき、実際にどのように行動しているか? 詳しくお伺いしました。
すると、衣類の収納場所が4つの場所に分かれていて、いくつもの場所から衣類を出し入れしていることがわかりました。ウォークインクローゼットに衣類が収まらなくなったため、隣の寝室にパイプハンガー、4段のチェスト、5段の引き出しケースを買い足されたそうです。
収納場所に収めていたものは
①ウォークインクローゼット: トップス、ボトム・スカート、アウター、下着、靴下、バッグ、アクセサリー
②パイプハンガー: デニム、羽織もの(近場・部屋用)
③5段チェスト: パジャマ、スポーツウェア、ストッキング、小物
④4段チェスト: キャミソールやヒートテックのインナー、子どもの下着とパジャマ
さらに、お風呂に入るとき、朝の身支度をするとき、どのように行動しているかを確認すると、部屋の中を行ったり来たり……。
収納スペースに合わせて収める場所を決めていたため、不便を感じながらも、いつのまにか当たり前になっていたようです。
■収納場所を見直して衣類の出し入れをしやすく
衣類を出すとき、部屋中を行ったり来たりしないように、必要なものをまとめ、収納場所を見直しました。
4段チェストにはお子様の衣類とあまり使わない小物類、5段収納ケースは下着やインナー類を。カバー付きのパイプハンガーは、オフシーズンの衣類をまとめ、5段の引き出しケースと入れ替えて奥側に。ウォークインクローゼットには、洋服とバッグ、ストールなどをまとめました。
収納場所を変えることで無駄な動きがなくなり、衣類の出し入れがスムーズになりました。
■コの字型の棚とカラーボックスでバッグを取り出しやすく
洋服以外には、バッグが好きでたくさんお持ちだったので、バッグの収納方法を変更。パッと見渡せて洋服とコーディネートしやすいように、クローゼットの下段に2段のカラーボックスを横に置いて収めました。底面にはキャスターをつけて移動できるようにしたので、右奥の保管ボックスも取り出しやすくなります。
上段にはコの字型のラックを作り、こちらもすぐにバッグを取り出せるようにしました。
以前はボックスに入れたり、扉に何層にも重ねて吊っていたため、選びにくくて取り出しにくかったそうですが、場所と収納方法を変えたことで選びやすくなり、使うバッグの種類が増えたそうです。
コの字型ラックの作り方はこちら。
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仕事に復帰することをきっかけに、クローゼットのオーガナイズサポートのご依頼をいただきましたが、当たり前になっていたことや、毎日の行動パターンを振り返るきっかけになったようです。収納場所を見直したことで、仕事に復帰後の身支度がスムーズになり、以前より時間がかからなくなった、とのこと。
「使いづらいな」と感じたときは、ふだんどのように行動しているか振り返ってみてくださいね。
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ライフオーガナイザー 原田ひろみ
ブログ:「洋服・暮らし・時間」大切なものを自分で選び取る整理術