おはようございます。
クローゼットオーガナイザー、元アパレル店長の柴田敦子です。
以前の私は、手放そうと決めた洋服でも、「誰か着てくれたら」「高く売れるかも」「何かに使えるかも」という執着が強すぎて、手放せない悪循環にはまっていました。捨てる以外の方法は、リユースをするという手もありますが、「リユースにこだわること」をやめたら手放しやすくなりました。
■処分への罪悪感を手放す。母にあげるのをやめた
着なくなった洋服は、よく母に譲っていました。身内ゆえに譲りやすく、洋服を買うときには「着なければ母にあげればいいや」と失敗をかえりみず、無駄に買い物をしていたこともありました。
母は喜んでもらってくれていましたが、着ている様子はなく、クローゼットは洋服で溢れることに。
私のクローゼットから、母のクローゼットへ洋服が移動しただけ。私自身が処分することへの罪悪感から逃れるための行為だったと気がつきました。
今では、自分の洋服は自分で責任を持って手放すことを決め、安易に母に譲ることをやめました。すると「もったいない」の執着がなくなり、潔く手放しができるようになりました。
子ども服は、成長とともにサイズが合わなくなるものなので、知り合いに譲ることもありますが、「自分が買いたいぐらい状態がいいもの」だけ譲るようしています。
■高く売りたいを手放す。「メルカリ」で売ることをやめた
「高かったから」という理由で手放せない洋服や小物は、「メルカリ」で売っていました。リサイクルショップに持ち込むよりは高く売れるので、何度か利用したのですが、写真を撮ること、値段と文章を考えること、相手の方とのやりとり、配送をすること、これらにかける時間と労力、ストレスを考えると、私の場合は決して高値ではないと感じるようになりました。
何より、売れるまで気持ちが落ち着かず、何度もアプリを開いてしまうことや、「売れるもの待ち」のスペースが家にあることにモヤモヤします。「メルカリ」は、やりとりを含めて楽しめる方にはオススメの手段ですが、面倒くさがりでせっかちな私には向きませんでした。
手間と時間を優先する代わりに、「少しでも高く売りたい」という気持ちを手放し、その場で買い取り可能なリサイクルショップに持ち込むようにしています。
■無駄にしないを手放す。雑巾にするのをやめた
子ども服や肌着は、小さく切って雑巾にしていました。賢い主婦になったつもりでいましたが、気がつくと「雑巾にしよう」待ちの洋服が大量に!スペースを占領していました。
実際、Tシャツなどの生地は雑巾に向かず、思ったより水分を吸い取りません。タオルなどは、切りっぱなしで使うと、糸が落ちることがストレスでした。
そしてだんだん使わなくなり、雑巾にしたことさえ忘れていたことも(汗)。今は雑巾にするのを諦め、古布は潔く処分しています。
できればリユースしたいのですが、自分が苦しくなっては本末転倒ですよね。できる範囲で、自分に合った手放し方を見つけていければと思います。
自分に合ったリユースについてはこちらも参考に:
・10月は3R推進月間!今すぐできるリデュース・リユース・リサイクルと、リペア・リフューズの5つのアイデア
・捨てなくても必要としている人に届く!! 「ヤフオク」リユースで、家も気持ちもスッキリ
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ライフオーガナイザー 柴田敦子
ブログ:クローゼットから整える 余白のある毎日