おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
仕事で間取りを考えるときには、当たり前のようにテレビの位置をリビングにと考えていました。ですが、「はたしてリビングにテレビがあるのは当たり前なのかな?」と最近考えるようになりました。
あまりテレビを見ない私にとっては、リビングにテレビがないほうがすっきりするのです。とはいえ、家族にとっては大切なテレビ。簡単にはなくせません。
今回は、リビングからテレビをなくすための話し合いのプロセスと、テレビの代わりに導入したプロジェクターの選び方についてまとめました。
■リビングにテレビは必要?家族それぞれの主張
私自身は、「リビングからテレビをなくしたい」と思ったのですが、残念ながら家族の中で賛同する人はいませんでした。
私が考えるリビングにテレビを置きたくない理由
・テレビの存在感がインテリアを損なっていると感じる
・テレビがついていると家族の動きが止まるので、見るときしかつけたくない
・タブレットなど、さまざまな視聴方法が可能になっている
一方、子どもたちにとって、テレビは大切な娯楽。セカンドリビングにもサブのテレビはありますが、見ることができる箇所が減ることには反対でした。
また、夫は帰りが遅く、一人で晩ごはんを食べることが多い生活です。そのため、ダイニングテーブルから見える範囲にテレビは絶対に欲しいと思っていました。
■テレビ代わりにプロジェクターの導入で双方納得
どうしてもテレビをなくしたい私と、ホームシアターに憧れがあった夫の希望も合わせて、テレビを完全にやめて、プロジェクターに切り替えることになりました。
アンティーク家具の上からはテレビがなくなり、小さなプロジェクターと、必要があって最近購入したコピー機を置くことにしました。
コピー機も小さくはないのですが、テレビの存在感に比べれば、かなり軽減されました。
また、スクリーンは巻き上げ式を選び、使うときだけおろすことにしました。“スクリーンをおろす”というひと手間があることで、なんとなくテレビをつけるということがなくなったのも、私にとってはいい効果でした。
100インチの迫力のある映像が見られることで、家族の満足度はとても高いです。
■本当に“テレビ代わり”にするための機種選び
プロジェクターになったことで、できないことが増えてしまうと、家族の満足度が下がってしまいます。そのため、プロジェクター選びには、かなり慎重になりました。
プロジェクターで重視したこと
「EPSON」EF-100B
・2000lmと明るさが十分で、昼間でもブラインドを調整すれば視聴可能。
・本体が出しっぱなしになるので、インテリアに馴染むデザインも重視。
HDMI分配器の設置
プロジェクターには、HDMIケーブルが1本しか接続できないので、接続できる機器も1つだけ。分配器を使うことで、3つまで接続する機種を増やすことができる。
1. DIGA … 地デジ、録画、DVDが見ることができます
2. Fire TV stick … YOUTUBE AMAZON PRIMEなどが見ることができます
3. Nintendo Switch … ゲームができます
分配器のおかげで、テレビと同じ環境が実現できて、家族の満足度もあがりました。
一点だけデメリットがあるとすれば、それぞれの機器にリモコンがついてくるので、リモコンが計4台になったことです。どのリモコンで、どう切り替えるのか、慣れるまではちょっと手間どりそうです。
おうち時間が長くなる今、リビングの快適度が上がったことは、家族のとって良いことづくめ。日ごろあまりテレビを見ない私も、せっかくだから、今見に行けないライブ映像もおうちで楽しもうと思います。
“リビングをスッキリするコツ”はこちらも参考に:
・8年間でどう変わった?ラクに片づき、リビングをスッキリ保つテレビ台収納の活用法
・無印良品のスタッキングシェルフ+αで実現!リビングにおもちゃがあってもスッキリ見せる3つのポイント
・すぐできる!オープン収納をすっきりと見せる3つのコツ
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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
ブログ : 理想の家を見つける旅