おはようございます。
ライフオーガナイザーの水谷のぶこです。
洗剤やシャンプー、トイレットペーパーなど日用品のストック収納。1カ所にまとめて収納する”一括収納”か、それぞれの使う場所の近くに収納する”分散収納”か、どちらかで管理しているご家庭が多いのではないでしょうか。
そして、それらの詰め替えや取り替えは、どのようにされていますか?
わが家は、ずっとストックはまとめて”一括収納”で、詰め替え、取り替えは、当たり前のように私の仕事に。私はそのことにかなり不満を感じていました(笑)。
それが、収納方法を”一括収納”から”分散収納”に変えてみたら、夫や子どもたちも詰め替えをするようになったんです! 収納方法をどう変えて、家族がどんなふうに変わっていったのか、わが家の事例をお話しします。
■“一括収納”は管理が私に集中!?
以前は、日用品のストックを廊下の物入れに一括して収納していました。
“キッチンで使うモノ”“洗濯洗剤”などと種類別に分けて、「無印良品」のファイルボックスに入れて並べていました。
この物入れは、洗面所とトイレの間にあります。家のほぼ中央にあたり、どの部屋とも行き来がしやすいから、日用品のストックも、「この物入れで一括収納にすれば、管理がしやすい」と考えていました。
確かに、在庫はすぐ把握できてわかりやすいです。
ですが、詰め替えや取り替えをするのはすべて私。夫や子どもたちは、シャンプーボトルが空になっても、トイレットペーパーがなくなってもそのまま放置で無関心。完全にストックの管理・補充は「お母さんの仕事」と思っていたんです。
私は、「なくなっているなら、ひと言、言ってくれたらいいのに!」「取り替えてくれたらいいのに!」と、詰め替えのたびにイライラしていました。
■家族にも気にかけてほしくて“分散収納”に変えてみる
夫や子どもたちにも、詰め替え、取り替えを意識してもらうには、「日用品のストックは”一括収納”より、使う場所の近くにあるほうがよいのかも?」と考えた私は、物入れでの”一括収納”を”分散収納”に変えてみました。
お風呂で使うモノ、洗濯で使う洗剤類は、洗濯機横のチェストの棚に。
ラップ類や食洗機洗剤など、キッチンで使うモノはキッチンに。
除菌シート、スプレー、マスクのストックは玄関にと移動しました。
ティッシュのストックは、1階と2階に分けて、1階分は変わらず廊下の物入れに、2階分は、各部屋(子ども部屋、夫婦の寝室)に置くようにしました。
■予想どおり!無理なく家族みんなで管理できるように
たとえば、入浴中にシャンプーが空になっていることに気づいても、廊下の物入れに収納されていると、一度、体を拭いて取りに行くか、誰かに取ってきてもらうようにお願いすることになります。
分散収納にしたことで、シャンプーのストックは、お風呂から出たすぐ目の前のチェストに。体が濡れたままでも、バスマットから動かずにストックを取ることができます。
予想していたとおりに、使う場所のそばに収納しておくことで、気づいた人が自然に詰め替えをしてくれるようになりました。「お母さんアレどこ?」「〇〇取ってきて!」と言われることもなくなりました。
“分散収納“の在庫の管理は、“一括収納”のようにひと目では把握できません。ですが、今のところ、家族が残り少ないのを教えてくれたときにメモしたり、コロナ禍で、日用品もネットでまとめて購入することが増え、注文時に落ち着いて在庫確認ができるので、特に困ることもありません。
そして、わが家はみんな、補充のためにわざわざ取りに行くのは手間に感じても、購入したモノをそれぞれの定位置に収める手間は感じないことにも気づきました。
家の広さ、間取り、自分や家族のタイプを知ることで、収納、管理しやすい方法は違ってくると思います。わが家は、”分散収納”に変えたことで、家族もストックのことを気にかけてくれるようになり、うれしいです。
家族みんなに協力してもらうアイデア・工夫はこんな場合にも
・リビングのハンガーラックを使って、洗濯後の収納は家族みんなでラクな道
・すぐできる「週末家事シェア」で“脱”孤独家事! 夫の家事力も上がる?
・大変な献立は家族に丸投げ!カフェ風メニューブックで子どもも楽しく家事シェア
あなたは生み出された時間で何をしますか。
何をしたいですか。
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 水谷のぶこ
ブログ:寺嫁のんさんのほどよい片づけと暮らしのまわし方