おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
食材ストック、いつのまにかどんどん増えて、「在庫があるのにまた買ってしまった……」なんてこと、ありませんか？ わたしも、以前はストック過多になってしまったり、逆にストックがないのに買い忘れたりと、食材管理にストレスを感じていました。
その原因を考えてみたところ、問題点が3つあることがわかりました。それぞれ対策をすることで、食材ストックがスリム化でき、管理がラクになったわが家の実例をご紹介します。
■原因①あまり使わない食材のストックが多かった
【対策】自分が使いこなせる食材のみストックをもつ
珍しそうな食材やスパイスなど、お店で見かけるとワクワクしてつい購入していました。でも、1回使ったら満足して存在を忘れ、気がつけば賞味期限切れということを繰り返していました。
そんな食材が地味に幅をきかせて、いつも使う食材の在庫管理がしにくくなっている傾向がありました。そこで、そういう食材を衝動買いしない、または使い切りのものを購入するようにして、在庫としてなるべく持たないようにしました。
とはいえ、少量サイズがなかったり、いただきものがあったりと、普段使いではない食材をゼロにはできません。「早く使いたいものコーナー」を設け、“普段使いのものと混ぜない”ことと“優先的に使ってしまう”ことの2点を意識しています。
■原因②一括管理のほうがめんどうだった
【対策】使う場所のすぐそばにストック収納
“ストックは一括収納”となぜか思い込んでいました。でも、「あれ、あったかな？」と、いちいち在庫を確認しに行く“数歩”の手間がめんどうだったと気づきました。そこで、食材の“すぐそば収納”に変えてみたところ、補充が必要なタイミングが把握しやすくなり、買い忘れもほとんどなくなりました。
たとえば、
味噌は容器のうしろに
調味料は、すぐ後ろのデッドスペースに
味噌汁用で毎日使う乾物はガスコンロ横の引き出し奥に
ひじきなどの料理用乾物は、購入したらすぐ使い切るので、ストックスペースはありません。粉物類は冷凍庫に保存しています。
レトルト系のものは、基本的に、災害やわたしが病気などのときの“非常時”にしか使わないので、引き出しボックスに入れて、唯一の開き戸で使いづらいキッチンL字コーナーの中に収納しています。
■原因③買い出しメモが管理できない
【対策】生協のネット注文で在庫確認しながら購入
「在庫がなくなりそうだな」と思ってメモをしても、そのメモをなくしたり忘れたりするわたしには、直接在庫を確認しながら購入できる生協のネット注文が便利でした。毎回注文するものは「お気に入り登録」をしていて、一括注文できます。
他のものは、在庫がなくなりそうなことに気づいたそのタイミングで、スマホで注文票に入力します。かさばる紙のカタログを広げなくていいので注文がとても手軽です（紙のカタログは配達を停止してもらっています）。おかげで、食材によってはストックを持たなくてよくなったものもあり、管理がシンプルになりました。
また、冷蔵冷凍品などの回転が速い食材の内容も確認しながら注文ができるので、使い残しやダブりの食材を持ち越さないようになり、ムダな在庫が減ったことも、嬉しいメリットです。
食材の内容や使い方の傾向は、ご家庭ごとにさまざまだなあということを、片づけサポートを通してもよく感じます。食材管理がうまくいかない“自分にとっての”原因を発見することで、ちょうどいいバランスが見つかるのではないかと思います。
“食材管理”についてはこちらも参考に：
・食材は吊り戸棚にまとめて収納。「全部が見える」から使い忘れがありません
・深い引き出しに食材をストックしたい。在庫管理を楽にするのは、牛乳パックと油性ペン
・食品ストックはどう管理？ ストック切れ問題を解決する3つの工夫【夫と家事シェア】
あなたは生み出された時間で何をしますか？
何をしたいですか？
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 梅野優子
HP：片づけサポート【すっきり工房】 カフェ【ume-cafe】
