おはようございます。
ライフオーガナイザーの木村道子です。
わが家のリビング・ダイニングは、備えつけ収納なし、隣接する部屋なし、そして、10畳という狭小スペース。制限ある空間のなかで、貴重な収納スペースになっているのがテレビ台です。
以前の私には、「テレビ台はAV機器類を収納するもの」などといった固定観念があり、うまく活用できていませんでした。徐々にそれらを手放し、テレビ台を子ども専用スペースにした事例を紹介します。
■「テレビ台はAV機器類を収納するもの」という固定観念があった
わが家にあるAV機器は、再生専用のDVDプレーヤーのみ。ですが、私は「テレビ台はAV機器類を収納するもの」という固定観念があったため、他のものを収納するという考えが浮かばず、持て余しぎみでした。
引き出しの一つにDVDを収納し、もう片方には使用頻度の低いものを適当につっこむだけ。ほとんど引き出しを開けることもなく、何が入っているのか把握できていませんでした。
■テレビ台の引き出しが子ども服の収納にベスト!
わが家がテレビ台収納を活用できるようになったきっかけは、娘が生まれたことです。お風呂にもリビングにも近く、引き出しが軽いテレビ台が「毎日何度も出し入れする子ども服の収納に向いているのでは?」と気づきました。
思いきって子ども服をテレビ台の引き出しに収納してみると、これが大正解!お風呂や朝の準備も、そして片づけや保育園準備までがとてもスムーズになりました。
娘が成長し、息子が生まれた今は、娘の服は別室に移動し、テレビ台の引き出しは息子の服にチェンジ。わが家にとってここが「リビングでいちばん使い勝手の良い収納スペース」なので、優先順位が大事です。
1つデメリットもあります。それは、子どもにとっても開けやすい場所のため、ときどき引き出しの中を荒らされることです。
私は引き出しさえ閉まっていればあまり気にならないのですが、大人が整えやすいように「上」「下」「肌着」とだけ簡単に収納位置を決めています。息子も2歳になり、今では荒らすことなく、自分で服や靴下を選ぶことを楽しんでいます。
■まだあった固定観念を手放す!DVDとオムツの収納場所を交代
引き出しの1つに子ども服を収納するようになってからも、もう片方の引き出しには相変わらずDVDを収納していました。なぜなら「DVDはDVDプレーヤーの近くに収納するべき」という固定観念があったからです。
息子に服を荒らされてもあまり気にならない私ですが、DVDをケースから出してベタベタ触られることはストレス。
そこで、リビングの出窓が定位置だったオムツとDVDの収納場所を交代することにしました。DVDの隣のカゴには、もともとテレビやDVDプレーヤーのリモコンを収納していたため、使い勝手についても不便はありませんでした。
オムツ用の引き出しにお出かけ時に使うオムツバッグも一緒に収納することができ、お出かけ準備も楽になりました。またトイレトレーニングを始めた息子が、トイレに行きたいとき、自分でオムツを持ってくることを覚えたことは嬉しい誤算でした!
10年前はまったく活用できていなかったテレビ台が、固定観念を手放すことで自由に使えるようになりました。今は子ども専用スペースとしてリビングの中心となっています。
知らず知らずのうちに自分にとっての「当たり前」が視野を狭めていることに気づきました。不便を感じたときには、その「当たり前」を少し疑ってみると、まだまだ新しい工夫を考えていくことができそうです!
“テレビ台収納”については、こちらの記事もご覧ください:
・テレビまわりの収納は、“暮らしの変化に合わせてアップデート”が快適のコツ!
・8年間でどう変わった?ラクに片づき、リビングをスッキリ保つテレビ台収納の活用法
・TV台の引き出しに何を収納する? おすすめは、通院を楽にする病院セット
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ライフオーガナイザー 木村道子
ブログ: ナノハナニッキ