おはようございます。
共働きライフオーガナイザー金田友美です。
この春、空き家となっていた実家のマンションに引っ越ししました。子どもの保育園卒園のため、3月中旬にものだけが先に引っ越し、旧居で約2週間最小量の家財道具で生活しました。引っ越し後、実家に残った荷物を片づけながら、今度はものの多い生活を経験しました。
短期間で経験した、極端にものが多い、少ないことのそれぞれのメリット・デメリットを、いちばん実感した食器で紹介します。
■ 食器が少なすぎると、管理は楽だけどなんだか忙しい
旧居に残した最小限の食器は、3人家族で21個でした。内容は、お茶碗、汁碗、中皿、カレー皿、丼とコップ2種類が、それぞれ家族の人数分です。
メリット
・場所を取らないので収納の工夫がいらない。数が少ないので迷いがない
デメリット
・作る料理が限られるので、料理のモチベーションが下がる
・すべてを同じコップで飲むので、頻繁に洗いものが発生する(お酒とお茶など)
場所を取らないし、食器棚の奥を使用しないので、使いやすさは抜群でした。けれども、副菜の盛り付けが難しかったり、「食べたいな、作りたいな」と思ったもののちょうどよい食器がなく、諦めることがよくありました。
ただでさえ得意でない料理へのモチベーションがガクッと下がり、日々のごはん作りがストレスになりました。またコップ類が少なかったために、食事中も頻繁に洗わなければならないことも、大変面倒でした。
■食器が多すぎると、ウキウキするけどやっぱり面倒
超ミニマムな食器の数から一転、引っ越し後は減らしきれなかった実家の食器が加わり、約2.5倍のわが家最大量の食器量で過ごすことになりました。
メリット
・食器を選ぶ楽しみが増えた、料理のモチベーションが上がった
デメリット
・収納が足りない
・使う量が増え、洗いものが増える
・食器によって使う、使わないものの差が大きい
数が増えると、「この料理はこのお皿を使おう」「このお皿を使いたいからあの料理を作ろう」と、料理へのモチベーションはとても上がりました。けれども、パンパンになった食器棚は非常に使いづらく、食器棚に入りきらないグラス類もありました。
また、つい食器を使いすぎて、洗いものが増えました。食器量が多いと乾燥させるスペースも必要で、少なすぎるときと同じ、洗いものに対するストレスが生まれました。
■わが家の適正量は、最小限プラス19個とお楽しみのグラス類
こうして約1カ月の間に極端な量の食器を使ったことで、「わが家にとってのちょうどいい量とは?」を考えました。出し入れしやすく、料理へのモチベーションが保てて、なおかつ洗いものが苦にならない量が適正量はどのくらいだろう?と考えた結果、旧居での最小量プラス4種類でした。
内訳は、小皿6、大皿4、長角皿3、小鉢6の計19個です。そのほかに、先に運んでおいた食器数点が加わりました。
また夫婦揃って晩酌が趣味なので、グラス類は出し入れが多少不便でも、食器棚の決めたスペースに、実家分のグラスを収められる分だけ収めました。食器量は最小限より約2倍に増えましたが、収納の手間はそれほど増えず、食器を選ぶ楽しみが増えました。
食器収納についてはこちらも参考に:
・食器のコーデはワンパターンでも問題なし! 食器収納は1軍2軍で分けると使いやすい
・食器127点を12カ所の引き出しに分散収納。小さめ引き出しを使いこなすポイントとは?!
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ライフオーガナイザー 金田友美
ブログ : it’s cozyわたしのすきなくらしかた