アンテナたてる? たてない? 新築で失敗しないテレビ視聴の選び方

おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。

マンションや既築住宅にお住まいだと、テレビジャックにコードを差し込むだけで、テレビが見ることができる環境が当たり前に感じてしまいます。ですが、戸建住宅を建てる場合は、最初にテレビ視聴の方法を決めておき、それに合った工事をしてもらう必要があります。

今日は、最近のお客様の傾向からみた、テレビ視聴の選び方のポイントをお伝えします。

■コスパ重視派にはアンテナがオススメ

従来は、テレビと言えばアンテナを立てて見る方法がスタンダードでした。今では、コンパクトなアンテナも開発され、それぞれメリットデメリットがあります。

1.八木式アンテナ(従来のアンテナ)

アンテナたてる? たてない? 新築で失敗しないテレビ視聴の選び方

メリット
・高さを調整して受信しやすくできる
・多方向の電波を受信できる
・設置費用が安い
デメリット
・台風など災害に弱い
・外観がスッキリしない

2.デザインアンテナ(箱型のシンプルな形)

アンテナたてる? たてない? 新築で失敗しないテレビ視聴の選び方

メリット
・目立たずスッキリとして見える
・台風など自然災害に強い
デメリット
・受信方向が限定され受信できないチャンネルがあることも
・電波障害地域では使えない

2種類に共通しているのは、初期投資がかかるものの、ランニングコストがかからない点です。最近では、「電話は携帯電話、ネットはポケットwi-fiかスマホ、テレビだけのために光回線をひきこむのはちょっと……」というご家庭も増えてきているので、コスパを考えるとアンテナがちょうどよいかもしれません。

■外観デザイン重視派には光テレビとケーブルテレビ

インターネット・テレビ・電話がすべて一つの契約でまかなえるのが、光テレビやケーブルテレビです。

見たいチャンネル数にあわせて、1000~4000円程度の固定料金を月々支払うことで、テレビを見ることができます。インターネット契約に加えて契約することで安くなるので、“インターネット・テレビ・電話と3点まとめての契約”がオススメです。

家族がお使いのスマートフォンと合わせれば、さらに割引という特典もあるので、そのあたりもチェックしてみてください。

メリット
・3点セットで安くなる
・電波障害地域でも受信できる
・アンテナが不要なので、外観がスッキリ

デメリット
・月々の固定費がかかる
・サービス提供がないエリアもある

■テレビの視聴方法はどんどん多様化しています

少し前までは、テレビといえば地上波。追加でBSやCSを契約するという選択が主流だったので、新築するときにはアンテナを立てずにケーブルテレビや光テレビを選ばれる方が多い印象でした。

ところが今では、動画配信サービスが急増!Hulu、Amazonプライムビデオ、Netflix など、インターネット回線を通して視聴するスタイルが定着してきました。子どもたちの間では、テレビでなくYouTubeのほうが圧倒的に人気だそうですね。

アンテナたてる? たてない? 新築で失敗しないテレビ視聴の選び方

ケーブルテレビや光テレビに月々何千円も払うというスタイルも、この先どんどん減っていきそうな予感がしています。新築工事のときに「うちはテレビ見ません」と言われる日も近いのかも?

テレビが家族にとってどんな位置づけなのか、固定費を払うほどの価値があるのか、家を建てるときに改めて見直してみてくださいね。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

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一級建築士/ライフオーガナイザー 和田さや子
ブログ:建築士×ライフオーガナイザー®と建てる“忙しくても片づく家”

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