おはようございます。
ライフオーガナイザーの水谷のぶこです。
わが家は同じ敷地内の、スープの冷めない距離に、私の両親が住んでいます。世帯は別で、食事などのふだんの生活も別々ですが、お互いの家は自由に行き来しています。両親は70代後半になり、先のことも考えて、「片づけ」や「モノを増やさない」ことを意識しているようです。
そんな親の片づけは、すぐそばに暮らしているだけに、なにかと気になってしまいます。よかれと思いやったことで親を怒らせてしまったこともあります。
親の片づけとの関わり方でのわが家の失敗エピソードと、そばに住んでいるからこそ気をつけていることを紹介します。
■親のものを勝手に手放してしまった過去の失敗
わが家は過去に、確認をせずに親のモノを「売ってしまった」「処分してしまった」失敗があります。
売ってしまったモノは母のCDラジカセ。息子が母から借りてきてわが家に置いてあったのを、息子が自分のコンポを買ったので、他の家族が母のモノだとは知らずに、リサイクルショップに持って行ってしまいました。
また、外にある物置を一緒に使用しているため、物置の整理をしたときに、つい親が置いているモノも処分してしまったことがあります。
「勝手に売った」「人のモノを捨てた」と両親には悲しい思いをさせてしまい、反省しました。そんな失敗経験から、次の3つのことに気をつけるようにしています。
■関わり方①片づけ・収納には、こちらから口を出さない
母はもともと整理整頓や掃除が好きな人です。スッキリと片づけることは、片づけの資格を持っている私より得意だと思います。
おしゃれでも、映える収納でもありませんが、家にあるモノを利用して、定位置を決めて、わかるように片づけています。
季節のよい時期や天気のよい日に、両親のペースで少しずつ片づけもしています。両親が「やらなきゃ」と思ってやっていることだし、片づけることは、脳にも身体にもよいことだと思うので、わが家は敢えてなにも言わないようにしています。相談されたり、「手伝って」と言われたときはサポートしています。
■関わり方②手放す作業は一緒にする
高齢になってくると、大きなモノや、たくさんの不用品を手放す作業は大変になってくるので、資源ゴミや大型ゴミを出す作業は一緒にしています。
処分したいモノは決めた場所にまとめておいて、ゴミの日に声をかけ、わが家の分と一緒に出すようにしています。本などを一緒にリサイクルショップに持って行くこともあります。
■関わり方③「使わない?」と持ってくるモノは一旦引き受ける
「きれいでまだ着られそうな洋服」「一時しか使用しなかった電化製品・トレーニンググッズ」「もらいものの使っていない食器」など、もう不要だけれど“手放しにくいモノ”は、わが家に持ってきます。
以前の私は、「ウチはゴミ箱じゃない!自分たちの要らないモノを持ってこないで!」と内心イラッとしていました。
ですが、だんだんと私も「手放しにくいから持ってくるのだろうな」と思えるようになり、現在は、一旦、「ありがとう」と受け取ることにしています。
受け取ったあとは、使いたいモノは使う。たとえば、現在ダイエット中の私は、トレーニンググッズは喜んで使っています。
そして、使ってはみたけれどわが家でも必要ではないモノは、わが家で後日手放しています。
両親もわが家に渡してしまったら、わが家が処分していても気づいていないようだし、なにも言いません。「きっとわが家が代わりに手放してくれてホッとしている」と思うことにしています。
これからもお互いが気持ちよく生活できるように、親の家の片づけは、見守りとサポートのバランスに気をつけていきたいです。
遠くても近くても気になる「親の家の片づけ」についての記事:
・実家の片づけは自分のものから! 実は押入れ半分相当が置きっぱなしでした
・【実家の片づけ】家の中の変化に現れる、親の身体の衰えの3つのサインとは?
・さぁ、始めよう!進まない実家の片づけは、○○なものを書き出すことからスタート
あなたは生み出された時間で何をしますか。
何をしたいですか。
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 水谷のぶこ
ブログ:寺嫁のんさんの暮らしもココロも軽くなるブログ