増える子どもの思い出品の見直し!イメージは、箱を開けたら懐かしさ溢れる「タイムカプセル」

おはようございます。
ライフオーガナイザーの秋山陽子です。

子どもが成長するにつれて思い出の品は増えていきます。収納・保管方法に悩むことはありませんか?

島根県在住のライフオーガナイザー、藤原郁さんは、長男が県外に巣立ち、下の娘さんが小学校を卒業するタイミングで思い出品の保管方法の見直しをしたそう。見直した後の思い出品の保管のイメージは、タイムカプセル。実際の収納・保管方法を聞いてみました。

増える子どもの思い出品の見直し!イメージは、箱を開けたら懐かしさ溢れる「タイムカプセル」

■子どもの思い出品の保管イメージは「タイムカプセル」

子どもの作品、手紙、へその緒、出産後に初めて着たおくるみや七五三の服など、数々の思い出品。これまでは、衣装ケースや空き箱に入れて置いたり、学校から年度末に持ち帰る作品袋もそのまま屋根裏に置いていたり、大事なものを入れる引出しにも入れていたりと、いろいろな場所にあったそう。まずは、思い出品を集めて、どんな収納・保管にしたいのかを考えました。

「この思い出のモノをいつか成長した子どもたちと懐かしく眺める日が来るといいな」
「箱を開けたら懐かしく思える子どもたちに愛情が伝わるような保管方法にしたい」
「箱を使ってまとめて保管し、箱を開けたらいろいろなものが、懐かし出てくるタイムカプセルのような収納にしたい」

数年先、このタイムカプセルを開けるお子さんを想像すると、私までワクワクしてきました。実際にどんなタイムカプセル収納になったのか、具体的に聞いてみました。

■3つの箱と100均ファイルを使って兄妹別に屋根裏に保管

学校から持ち帰る作品は、見てすぐいつの作品なのかがわかる袋のまま収納したい。藤原さんが、選んだ収納ボックスは、袋を折り曲げなくてもいいサイズの「メモリアルボックス」(外寸:幅約63×奥行き45.5×高さ10.5cm)と、「フェローズ」の「バンカーズボックス」。屋根裏収納に兄妹別に並べて保管しました。

増える子どもの思い出品の見直し!イメージは、箱を開けたら懐かしさ溢れる「タイムカプセル」

学校から持ち帰った作品は、袋ごとざっくりと収納できます。懐かしい洋服も、箱に入れてひとまとめに。

増える子どもの思い出品の見直し!イメージは、箱を開けたら懐かしさ溢れる「タイムカプセル」

へその緒などは100均のラッピング用品コーナーで選んだ手のひらサイズの箱に入れて保管。乾燥剤がついているものを選んでいるそうです。

増える子どもの思い出品の見直し!イメージは、箱を開けたら懐かしさ溢れる「タイムカプセル」

思い出の作文やたくさんの書いてくれた手紙は、100均のファイルに入れます。こちらは、立体的な作品と一緒に、バンカーズボックスに収納。

増える子どもの思い出品の見直し!イメージは、箱を開けたら懐かしさ溢れる「タイムカプセル」

今回見直してみて感じたのは残す量。思い出品もまとめて収納すると結構な場所をとることがわかったそう。

「いつか懐かしく子どもと眺める時、私は何歳になっているのかわかりませんが、この思い出ボックスをだれが管理するのか、どうするのか?という話もでるかもしれない。そのことも意識してみると、あまり沢山の量や物を残してあることは子どもたちや自分の将来の負担になりかねないので、箱を開けたときに嬉しくなる量を意識することにしています」と、藤原さん。将来のことも考えておくのも大切なことですね。

■小学生で一区切り!中学生からの思い出品は別の場所で都度収納

小学生でひと区切りし、見直しを終えた娘さんの物は、まだこれからも学校の作品や思い出品が増えていきます。これから入ってくる思い出品を簡単にその都度収納できるようにもしたそう。

賞状は娘さんの部屋に置いて、もらうたびに自分でファイルにいれているのでそのまま継続。手紙やよくできた作品などを入れるバンカーズボックスは、藤原さんが管理。「いちばん入れやすい場所や高さ、保管しておきやすいところはどこなのだろう」と考え、藤原さんのクローゼットに置き場所をつくりました。

増える子どもの思い出品の見直し!イメージは、箱を開けたら懐かしさ溢れる「タイムカプセル」

その場で分類して入れられるようにしました。

増える子どもの思い出品の見直し!イメージは、箱を開けたら懐かしさ溢れる「タイムカプセル」

「見直しが終わった今は、いつかこの箱を家族で開けるのが楽しみになっています」という藤原さん。お話を聞きながら、今のわが家は、子どもより私の方が懐かしさいっぱいで、箱から出して飾って楽しんでしますが、子どもが懐かしむ姿を思い浮かべながら、改めて見直したくなりました。

子どもの思い出の管理についての記事はこちらでも:
“思い出のもの”は残したい人が管理! 子どもに任せるもの・大人が保管するもの
手放す踏ん切りがつかない子どものモノは、ルールを決めて後悔なく「残す」「手放す」
【教科書は捨てる?残す?プリントは?】今まで使っていた学校のものはこんなふうに見直しています(片づけ収納ドットコムまとめ)

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心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー 藤原 郁
HP:暮らしとくらしのもの

写真:藤原郁
編集:秋山陽子

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