おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
住まいによってカタチが違う、キッチンのシンク下収納。「引き出し」「開き戸」のほか、扉のない「オープンスペース」もありますよね。
前回は「引き出し」タイプのキッチンを使う片づけのプロ8人宅をご紹介しました。
>>>片づけのプロ8人のキッチン【シンク下収納・引き出し編】(片づけ収納ドットコムまとめ)
今回、取り上げるのは、シンク下が「開き戸」または「オープンスペース」タイプのキッチンです。片づけのプロ8人の事例をまとめました。
目次
■ 開き戸:ニトリの伸縮棚x無印良品の引き出し
26坪の“木の家”に暮らすライターの瀬川歩さん。シンクとコンロが一直線に配置されたI型オープンキッチンのシンク下は「開き戸」になっています。
幅が伸縮する「ニトリ」の「シンク下ステンレス棚(PLATE40)」を採用し、ボウルや食品保存容器、キッチンペーパーなどを置いています。「このラックは幅だけでなく棚板も動かせるから、排水パイプをよけて設置できるのが便利です」
ラックと合わせて使っているのは、「無印良品」の「ポリプロピレンケース・引き出し式」。お弁当作りやお菓子作りで使う細々したものを種類ごとに分けて収納しているそうですよ。
瀬川さん宅のシンク下収納はこちらから:
>>>開き戸のシンク下収納。【伸縮ラックと引き出し】で高さと奥行きを活かして使いやすく
■ 開き戸:棚x引き出し、扉裏も収納スペースに
ライターの南方佐知子さんは築30年の集合住宅に暮らしています。ご自宅のI型キッチンは、ダイニングスペースとの間が造作壁で仕切られた対面カウンター式。
開き戸のシンク下収納、右側には、ホームセンターで購入した組み立て式の棚を設置。ザルやボウル、カセットコンロ、ホットサンドメーカーなどの調理器具を収納し、扉を開けるとワンアクションで取り出せるようにしています。
左側には、「無印良品」の「ポリプロピレンケース・引出式・深型」と「ポリプロピレンケース・引出式・深型・2個(仕切付)」の引き出しを置き、消耗品などのこまかいものを収納。さらに、南方さんが「開き戸だからこそ活用している」というのが、扉の裏側です。
ワイヤーのカゴを取り付けて排水口ネットを収納したり、押しピンにアクリルたわしを引っ掛けて収納したりと、収納スペースの隅々まで活用しています。
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■ 開き戸:アイリスオーヤマの棚xIKEAのスタンド
ライターの三瓶 ちゆきさんは、53平米の賃貸平屋暮らし。キッチンはI型、対面カウンター式です。
シンク下で使っている収納グッズは、「アイリスオーヤマ」の「シンク下伸縮棚」と「IKEA」の「ヴァリエラ 鍋ぶたオーガナイザー」。“転勤族”だという三瓶さんによると、「使いたい場所に合わせて幅が調整できる収納用品は、引っ越しても使いまわせるから重宝します」
ここには、フライパンや玉子焼き器、バット、フライパン用のふたなどが収納されています。「私はフライパンを使うとき、サッと水で流してから使うので、この場所が便利なんです」
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■ 開き戸:無印良品のコの字棚xPPメイクボックス
昨年7月に引っ越した副編集長の会田さん。旧居も新居も、キッチンはI型のセミオープンタイプですが、シンク下の収納が「引き出し」から「開き戸」に変わりました。
引っ越し前から使っている「無印良品」の「アクリル仕切り棚」と「ポリプロピレンメイクボックス」を新居でも活用し、ボウルやザル、掃除道具などを分けて収納。スプレーボトルはあえてボックスに入れず、直置きしています。ものが厳選されていると、収納用品を使わなくても、ラクに出し入れできそうですね。
「扉裏についていた包丁差しは使う予定がないから取り外し、シンク下奥に保管しています。包丁差しがないと、その分、ものを手前に置くことができるので、出し入れがよりスムーズになりましたよ」
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■ 開き戸:コの字棚x引き出し、壁面にタオルハンガー
わが家は現在、オープンキッチンでシンク下が「引き出し」になっています。けれども、以前住んでいた家は、リビング・ダイニングスペースから独立したクローズドキッチンで、シンク下に「開き戸」の収納スペースが備わっていました。
右側にコの字ラックを置いて、上段にボウル、下段にバット。左側には「無印良品」の「ポリプロピレンケース・引出式・深型」を2つ並べて、キッチン用品のストックや掃除道具を収納。ポリプロピレンケースは重さでたわみやすいので、薄い板を乗せ、粉末洗剤などを置いていました。
壁面にタオルハンガーを取り付けてスプレーボトルを引っ掛けておくと、ちょっとぶつかっても倒れず便利でしたよ。
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■ 扉なし:ものを片づけて、電気圧力鍋の収納場所に
スウェーデンハウスにお住まいのライター、柴田敦子さん。オープンキッチンの下は扉のないフリースペースになっています。
スペースの左側にはゴミ箱を2つ。右側には、電気圧力鍋「クックフォーミー エクスプレス」を置いているそうです。
「クックフォーミーを購入する際、ネックになったのが大きさでした。幅38×奥行き35×高さ32.5cm、重さは6.5kgもあるため、なんとかシンクのそばに収納場所を確保したくて、このスペースに置いていたものを整理したんです」
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■ 扉なし:扉と引き出しを撤去!DIYでオープンに
元ライター、国分典子さん宅のキッチン、シンク下収納には、もともと扉が付いていたそうです。けれども、築18年を過ぎた頃から扉の傷みが目立つようになり、思い切って扉を外すことにしたのだとか。
扉の代わりにカーテンを取り付け、中身が丸見えにならないように隠しています。付属の引き出しも撤去して、突っ張り棒とプラスチックカゴで「なんちゃって引き出し」まで再現しているというから驚きです!
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■ 扉なし:カーテンなら開けっぱなしても邪魔にならない
注文住宅に暮らす、ライターの中矢くみこさん。オープンキッキン下の収納スペースには、あえて扉をつけなかったそうです。
扉のかわりに採用したカーテンなら、開けっぱなしでも邪魔になりません。シンク下に置いたホームベーカリーでパンを焼くときは、本体を少し手前に引き出すだけで使えるから便利だそうですよ。
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キッチンのシンク下という同じ場所でも、収納のカタチや扉の有無、その人ならではのモノの持ち方、使い方によって、さまざまな収納方法が採用されていました。
よろしければ、前回ご紹介した「引き出し編」もあわせてチェックしてみてくださいね。
>>>片づけのプロ8人のキッチン【シンク下収納・引き出し編】(片づけ収納ドットコムまとめ)
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ライフオーガナイザー さいとう きい
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