おはようございます。
ライフオーガナイザーの瀬川歩です。
実はわたしは、片づけのプロになってからもラベルはつけていませんでした。ファイルなど同じ色で同じ形のものにはつけていましたが、家にあるものの場所はわかっていたからです。
しかし家族は、どこに何があるのかがわからない状態。「あれはどこ?」と、何度教えても聞いてきます。たまにしか使わないものの場所は、覚えられなくても当然です。そこで、家族にもわかりやすいようにラベルをつけるようにしました。
■ラベルを見れば一目瞭然。ものの収納場所も覚えられる!
ラベルをつけたことで変化があったことは、「家族が自分でものを探せるようになった」ことです。家族が自分でラベルを見て探すので、わたしが「あれは納戸の奥の棚の……」と説明するよりも場所を覚えられるようです。
また、子どものファイルに、学年、クラス、出席番号をラベルでつけています。たまに子どもの学年を間違えてしまうこともあるくらいなので、物忘れをよくするわたしはパッと見えるところにつけたラベルはとても役立っています。
以前はラベルの必要性をあまり感じていなかったのですが、今ではわたしがラベルに助けられています。
■ラベルで大切なことは、「見やすさ」「わかりやすさ」
ラベルをつけるときに注意していることは、見やすさです。子どもがよく使うものにはひらがなのラベルをつけたり、文字を読むことがむずしい子どもにはイラストを使うことも。
高齢者がおられる家は、大きめのラベルにしたり、漢字ではなくひらがなやカタカナでもいいかもしれません。思っている以上に高齢者にラベルは見えにくいものです。
見やすさは、ラベルをつける位置でも変わってきます。子どもや高齢者でも目がいく場所につけることがポイントです。
中に入っているものを、家族みんなが理解できるようなラベルをつけることも重要。わが家の場合、引き出しの中によく使う応急セットを入れていますが、ラベルの名前は体温計、爪切りにしています。このラベルでも、家族は応急セットが入っているんだな、と理解できています。
どんなラベルにするか迷うときは、マスキングテープで仮のラベルをつけ、試してみてからラベルを作るようにしています。
■ラベルはインテリアに馴染む色やデザインに
わたしがラベルをつけてなかった理由の一つに、「インテリア的にラベルが気になる」ということがあります。目立つ場所には海外のパッケージのようにかわいいラベルを使ったり、ダイモというラベルライターでちょっとおしゃれに見えるようにしています。
黒い収納ケースには黒色のテープ、白色の収納ケースには白色や透明のテープというように、目立たない色のテープを使用。文字の大きさを小さめに設定すると、文字が目立ちません。フォントもインテリアに合わせて選んでいます。
わたしがラベルをつけなかった理由は、自分が考えて使いやすい場所にものを収納していたから。そのことに気づいたのは、片づけのプロになったあとでした。ラベルに興味がないままだったら、家族に「あれはどこ?」と聞かれて、「前にも教えたでしょ!」と毎回ケンカをしていたかもしれません。
ラベルは、家族がものを探すときの目印、片づけにおいての思いやり、わたしにとってはお助けアイテムです。
ラベルについての記事はこちらも参考に:
・手書きラベル作りで片づけのプロが愛用!タックシール・マステ・付箋はこう使い分ける
・「ラベル作りがめんどくさい」を卒業!やらないことを見つけてできた“片づけが進むラベル”とは?
・センスがなくても大丈夫!ブラザーの『ピータッチキューブ』でおしゃれなオリジナルラベルづくり
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ライフオーガナイザー 瀬川歩
HP : 葉っぱのおと〜自分らしく暮らしを楽しむ