おはようございます。
ライフオーガナイザーの山岡志帆です。
使いたいときに「ペンがない!」「体温計がない!」と、家族の共用アイテムがしょっちゅうなくなるわが家。子どもも私も、つい戻すのを忘れてしまうのです。これはもう、「戻っていないことにいち早く気づいて戻すしかない」と感じていました。
そこで取り入れたのが、“姿置き(すがたおき)“とよばれる収納方法。手作りしてみたところ、効果は抜群!戻し忘れにすぐに気がついて、戻すようになりました。作り方も含めてご紹介します。
■姿置き収納とは?わが家ではこう使っています
「姿置き」とは、置きたいものの形を収納場所にかたどっておく方法です。自動車の製造工場から広まった収納法で、戻す場所を覚えていなくても自然と戻せる仕組みです。
わが家では、キッチンカウンター前に置いているワゴンの最上段に取り入れました。中身は文具や体温計など、家族みんなが使うアイテムです。
一見すると、台の上にものを並べているだけのようですが、ものをどけてみると、置いていたものと同じ形のくぼみが現れます。
一目でどこに戻すのかわかり、戻し忘れている場合も、穴が目につきすぐに気がつきます。
■材料は100均アイテムのみ!姿置き収納の作り方
姿置き収納は、置きたいものにあわせた収納なので、自分で作るしかありません。何度かトライしてみた中で、いちばん簡単にできた方法を紹介します。
【材料】
・カッターなどで穴が開けられる厚板2枚(1枚はくり抜く用、もう1枚は底板用)
今回はダイソーの「カラーボード(450×300×10㎜)」の白と黒を各1枚
きめの細かい発泡スチロールで、軽くて、カッターナイフでくり抜きやすい材質です。
【作り方】
①置きたいアイテムの配置を決めます。穴を開けるときに割れないよう、適度に間隔を開けるのがコツです。
②カラーボードを収納場所に合わせてカットします。
③カラーボードに置きたいアイテムの形を、ほんの少し大きめにペンで書きます。今回は黒いボードなので、紙に形を書いて切り取ったものを貼りつけました。
④線に沿ってカッターでくり抜きます。
⑤くり抜いたボードを底板にのせ、固定したら完成です。よりわかりやすくするために文字ラベルも追加しました。
くり抜くのが難しい場合は、方眼ミシン目が入った「カウネットオリジナルツール管理シート」を使う方法もあります。
また、くり抜く以外にも、原寸大の写真や絵を貼りつけて代用することもできます。取り入れやすい方法を選んでみてください。
■トライする前に知っておきたい注意点
姿置きは、一つ一つ平置きするので、どうしても収納量が少なくなります。そのため、何を置くか厳選する必要があります。わが家の場合、ペンは絶対に必要なボールペン、油性マジック、布書き専用マジックのみにし、他のペン類はストックとして別の場所に保管しています。
一旦作ったら変更できない点にも、注意が必要です。置くものがすぐに変更にならないか?確認してからトライしたほうが良さそうです。
わが家は、この収納にしてから1年経ちました。子どもの成長とともに使う文具が変わり、そろそろ作り変えるタイミングかなと感じています。使い勝手がいいので、「次は子どもの文具用の姿置きを追加してみたいな」「カラフルなボードにしようかな?」と想像をふくらませているところです。
家族みんなが使うアイテムの収納記事はこちらにも:
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ライフオーガナイザー 山岡志帆
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