成長に合わせた子ども部屋の間仕切り工事を DIYで3万円以内に

おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。

3年前に家を建てたときには保育園児と小学生だった子どもたちも、この春には小学生と中学生になりました。成長に合わせて、部屋を分けたいという希望があり、DIYで間仕切り壁をつくることにしました。

成長に合わせた子ども部屋の間仕切り工事を DIYで3万円以内に

私個人は、建築士と言っても、DIYについては高度なテクニックを持っているわけではありません。費用をかけず、難しい技術も必要としない方法で、子ども部屋の間仕切りに挑戦しました。

■間仕切り壁に使う素材を相談して決める

もともと、2部屋に分ける予定で作った子ども部屋なので、入り口は2つあります。この3年間は、カーテンでゆるく分けて使ってきました。
>>>子ども部屋の間仕切りはどうする? 長く使い続けられる部屋にするための工夫とは

成長に合わせた子ども部屋の間仕切り工事を DIYで3万円以内に

今回、間仕切り壁をつくるにあたって、子どもたちの“壁に対する要望”を聞いてみることにしました。

要望1:行き来できないようにして欲しい
要望2:壁に推しグッズを飾りたい

空調の関係で、完全にふさいでしまうことはできません。本人たちの希望を考慮しつつ、エアコン効率のことを考えて、使う材料を選ぶことにしました。

■DIY初心者に優しい専用パーツと加工サービスを選ぶ

この部屋は、子どもたちが独立したあとに、また一室に戻す予定にしています。簡単に撤去できるようにしたいので、突っ張り式で支柱を立てられる「平安伸銅工業」の「LABRICO(ラブリコ)」を使うことにしました。

成長に合わせた子ども部屋の間仕切り工事を DIYで3万円以内に

間仕切りする位置には、壁が取りつけられるように天井と壁に下地を入れてもらっています。下地のない天井に突っ張ってしまうと、天井がへこんでしまうことがあるので注意が必要です。

成長に合わせた子ども部屋の間仕切り工事を DIYで3万円以内に

そして、壁には好きなものを飾りやすいよう、有孔ボードを使うことにしました。

成長に合わせた子ども部屋の間仕切り工事を DIYで3万円以内に

柱にする2×4材と有孔ボードは、ホームセンターの加工室で指定の寸法にカットしてもらいました。カットする作業は意外に大変です。カットまでお願いできるホームセンターで、材料を買うことが、DIYで失敗しないための最初のコツです。

今回、買った材料費はこちらです。

  • ラブリコ 1496円×4セット
  • 2×4材 L2430㎜(柱)1098円×4本
  • 有孔ボード4㎜×930㎜×1830㎜(シナ) 4389円×2枚
  • 有孔ボード4㎜×930㎜×1830㎜(白) 3949円×2枚

合計 2万7052円

その他、ビスなどは手持ちであったものを使っています。

■2人で作業して半日で完了

壁を立てる作業は、夫に手伝ってもらい2人ですすめました。

工程1:ラブリコを使って柱を立てます。水平器を使い、柱がまっすぐ立っているかを確認します。
工程2:有孔ボードを柱にビスで取りつけます。板が大きくて重いので、支えてくれる人が必要です。

今回は、端から端まで壁をつくることはせず、空いた部分を空気の通り道として残すことにしました。完全にあいていると行き来ができてしまうので、突っ張り棒で横に仕切ります。突っ張り棒を取りつけた後にひらめいて、下の子のハンガーラックスペースとして使うことにしました。

成長に合わせた子ども部屋の間仕切り工事を DIYで3万円以内に

週に何度も着るサッカーウェアや、たたみじわをつけたくない一部の洋服を、吊り下げ収納します。「無印良品」の「つっぱり棒・中」を2本使いました。

寝るとき以外は、あまり使わない子ども部屋なので、このくらいの間仕切りで、今は十分なようです。成長して、壁を端まで作ってほしいと言われたら、柱と有孔ボードを追加で設置したいと思います。

“子ども部屋の間仕切り”はこちらも参考に:
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心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
HP:NIGI一級建築士事務所

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