おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
洗面カウンター回りは、お掃除しやすいように、浮かせる収納が人気ですね。三面鏡がないわが家には歯ブラシ専用収納がないので、フィルムフックを使った歯ブラシスタンドを後付けで使っていました。
フィルムフックの説明はこちらから
>>>収納スペースがない!とあきらめる前に。『かける収納』を作るためのフックの選び方
取りつけた当時は、「吸盤よりしっかり固定できて便利!」と思っていました。けれども残念なことに、1年半後に買い替えることになってしまったのです。その理由をお伝えします。
■浮かせる収納の“フィルムフック”で大失敗
歯ブラシスタンドの高さを変えたいなと思い、フィルムフックをはがしてみようと思い立ちますがうまくいきません。試行錯誤をしてみましたが……、粘着のベタベタが鏡に残ってしまいました。
フィルムフック自体もボロボロになってしまい、再利用することもできません。
ホームセンターでシール剥がしの強力ジェルを買ってきて、塗布→ヘラでこそげとる、という作業を1時間繰り返しました。なんとか、鏡を元の状態に戻すことはできましたが、腕が腱鞘炎になるかと思うくらい疲れました。
フィルムフックは、稀にこういうことがあるようなので、シール剥がしなどの薬剤が使えない面に取りつけるのは避けたほうがよさそうです。
■置き型歯ブラシスタンドを100均グッズで使いやすく
フィルムフックが特殊な形状をしていたので、フックだけ買い替えることもできません。代わりになる歯ブラシスタンドを探していて、良いものを見つけました。それが、「山崎実業」のタワーシリーズ、「目隠し歯ブラシ&チューブスタンド」です。
標準で収納できるのは、歯ブラシ5本、歯磨き粉は2本。フロスなどの小物も追加で収納できるように一工夫。「ダイソー」の歯ブラシキャッチと、「3M」の「コマンドフッククリアミニ」を用意しました。
歯ブラシや歯磨き粉を置いても邪魔にならない位置を探して、それぞれ2個ずつ取りつけました。
■浮かせる収納から置き型の歯ブラシスタンドへ戻した結果
浮かせる収納から、置き型の歯ブラシスタンドに戻したことで、“掃除のときに移動させる”手間は一つ増えました。
ですが、メリットもあります。今まで、適当においていた小物の定位置をつくれたこと。来客時に、くるりとひっくり返すだけで、生活感を無くすことができること。この2点が、気に入っています。
今度こそ、上手にお手入れしながら、長く使っていきたいなと思います。
“歯ブラシ収納”はこちらも参考に:
・「洗面所の鏡裏収納が使いにくい」を解決!片づけのプロ7人の工夫や片づけ実例を一挙公開(片づけ収納ドットコムまとめ)
・生活感の出やすい賃貸洗面台を「フィルムフック」でカスタマイズ! 家族みんなに使いやすく
・置き場所に困る歯ブラシの収納、家族それぞれが気持ちよく使えるようになった解決法とは?
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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
HP:NIGI一級建築士事務所