おはようございます。
ライフオーガナイザーの藤本恭子です。
「小豆三粒包める布は捨てるな」という言葉を聞いたことはありますか? 布や糸が今よりもずっと貴重だったころの言葉です。手芸好きな友人との会話でよく話題に上がるのが、「小さなハギレがもったいなくて捨てられない、捨てたくない」という共通の悩みです。
私自身、残ったハギレにも愛着があり、捨てられずにいました。そこで、収納の工夫をしてみると、以前よりもわくわくとハンドメイドを楽しめるようになりました。私が工夫したハギレの収納法を3つご紹介します。
■パッと見えてサッと出し入れ!透明なOPP袋が便利
私はものを大事にしまい込むと、見えなくなってつい忘れてしまうのが癖です。以前は、残ったハギレを食品保存袋にざっくり入れ、菓子箱やプラスティックケースに蓋をして収納していました。
パッと一目で見えない上に、中身のハギレはいつもごちゃごちゃ。モチベーションも下がって、手芸屋さんに行くと似たような布をまた買ってくるという悪循環でした。
そこでラッピングや、郵送物などによく使われる透明度が高いポリプロピレン製のOPP袋でハギレを管理することにしました。ここでいうハギレのサイズ感は、手のひら大から、3cm角くらいのまでの大きさです。この小さいサイズのハギレを入れるのには、写真用のL版か、2Lサイズくらいがちょうど良いと感じました。
透明度の高いOPP袋にハギレを入れると、外から見てもパッと柄がわかるので探しやすく、しかも出し入れもスムーズです。作品作りのコーディネートがしやすいのもメリットです。またハギレを使った後に残った布は、大きさは関係なくまた元の袋に戻す簡単なマイルールで、管理がしやすくなりました。
また、不要になったハギレは、袋に入れたままでバザーに出したり人に譲ったりと、手放しやすくなりました。
■お店のディスプレイをまねてワクワク感をアップ!
手芸屋さんのディスプレイをまねて、OPP袋に入れたハギレを箱やかごに入れて見た目も美しく収納してみました。見ているだけでワクワクし、作りたいものもイメージもしやすく、自然と創作意欲が湧くようになりました。
色鉛筆のようにカラーでグラデーションをつけると、さらにモチベーションが上がるのでおすすめです。
■さらに小さなハギレは投げ入れ式のハガキフォルダーが便利
さらに小さなハギレの収納には、透明ポケットがたくさんついているハガキフォルダーで管理しています。ポケットは投げ入れ式なので出し入れも手間はかかりません。本棚に立ててコンパクトに収納できて、持ち運ぶ際にも便利です。
以前の私は、ハギレをじょうずに活用できないまま何年もしまっておいて、逆にもったいないことをしていました。自分のモチベーションがする収納を考えたら、ハンドメイドをもっと楽しむための循環が生まれた気がしています。
ハギレの収納や活用方法についてはこちらにも:
・はぎれ収納はセリアの「ファイルケース」におまかせ!すっきり使いやすく収納するコツ
・“ついとっておく”ハギレや古布を溜めない。家族みんなで手間なく使い切る方法
・“捨てられない”衣類やハギレは、簡単リメイク・家事ラクアイテムとして活用しよう
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ライフオーガナイザー 藤本恭子
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