おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。
子育て中の悩みはたくさんありますが、「写真の整理が思うようにできない」「思い出のものが手放せない」という悩みを抱えている人は多いと思います。わが家も例外なく、思い出のものをどう残すかに悩まされてきました。
働きながら家事育児に追われる忙しい日々の中で、写真や思い出のものをどう残すか。今の生活を大切にしつつ、無理なく実践できる方法をご紹介します。
■「ちゃんと残せてない…」という罪悪感にまず区切りをつける
上の子が保育園児だったころは、子どもの写真をちゃんと整理したいと思っていました。毎月決まった枚数をアルバムにおさめていく方法を知り、真似てみることにしました。
ですが、下の子が産まれた頃から、アルバムに掛けられる時間がなくなり、途中で頓挫。その後も、「いつかやろう」と心にひっかかったまま手をつけられずにいました。
そんな状態が何年も続き、後ろめたい気持ちを抱えるより、“今”子どもと過ごす時間を大切にするほうが、アルバムを完成させるよりずっと有意義だと気づいたのです。
そこで、アルバムを作ることに固執せず、今できる“思い出を大切にする方法”を探すことにしました。
■デジタルもアナログも“今できる方法”で、思い出とつながる
今は、スマートフォンで撮る写真が、思い出の大半です。
保存している大量の写真の中から、お気に入りの写真を選び、クラウド上のアルバムをつくりました。子どもたちが自分のスマートフォンを持つようになったので、そのアルバムを共有することで、小さな頃からの写真をいつでも見返すことができます。
学校や習い事で購入した写真は、デジタルデータではないので、本来ならアルバムに入れたいところですが、今は“とりあえずBOX”に入れることにしています。
2Lサイズがちょうど入るふた付き収納に、ただ重ねているだけの簡単収納。いつかアルバムに整理するとき、時系列にまとまっているだけでも助かると思います。
そして、記念日に撮った“これぞ”という写真だけは、フレームに入れて飾ることにしました。
子どもの小さかった頃の写真がふと目に入ると、思い出を大切にできている感覚があります。
■ざっくり収納で「いつか見返すかも」の気持ちを大切に
写真以外の思い出を残す方法も、なるべく手間をかけない方法にしています。
保育園や小学校での制作物や、思い出のものを入れるために、「天馬」の「ロックス」を一人一つずつ用意しました。
幅44×奥行74×高さ30cmの大きめのサイズにしたことで、立体のものもそのまま入れることができます。学年の終わりごとに、中身をざっくり見直して、“この中に納まるだけ残す”というルールにしています。
制作物以外で手放せないのが、小さい頃に繰り返し読んだ絵本。すべてを置く場所はないので、特に思い入れのある絵本に絞りこんで残すことに。
ファミリーライブラリーの最上段は、脚立に乗らないと届かない高さなので、読み返す可能性が低くても残しておきたい絵本に、ピッタリのスペースです。
思い出は、完璧な状態で残さなくても大丈夫。見返すとは限らなくても、「思い出を簡単に手放せない」という気持ちを大切にする。そんなゆるやかなスタンスが、わが家にはちょうどいいみたいです。
“思い出のとっておき方”はこちらも参考に:
・「持つだけ」を卒業!子どもの写真、作品、絵本を選び抜いて作る「思い出の宝箱」
・“思い出のもの”は残したい人が管理! 子どもに任せるもの・大人が保管するもの
・捨てられない思い出は、手放せなくても大丈夫! 用途を変えると今の生活に使えたもの5選
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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
HP:NIGI DESIGN