「これさえ持って行けばOK!」病院通いのストレスを減らす診察券収納

おはようございます。
ライフオーガナイザーの白石規子です。

日に日に増えるカード類。ショップカードなら処分もできますが、病院の診察券となると、そうはいきませんよね。今日は、神奈川県横浜市在住のライフオーガナイザー佐藤美香さんに、病院に行く際に必要なアイテムの収納について伺いました。

記事・写真:佐藤美香
編集:白石規子

 

■家族が増えれば、病院に行く回数も診察券も増える

こんにちは。ライフオーガナイザーの佐藤美香です。
わが家は、夫と中学1年生・小学4年生・1歳の三姉妹の5人家族。
子どもが多いとにぎやかで楽しい反面、増えるのが病院に行く機会。急な体調不良による通院以外にも、皮膚科・耳鼻科・歯科医院など定期的な通院があり、同日に病院のはしごをすることも。多いときには、週4~5回も病院に行きます。

『保険証・乳児医療証・診察券』など、どの病院でも共通のモノのほか、処方箋が出される場合は『薬手帳』、予防接種があれば『母子手帳』、歯科医院では『検診の記録を残すノート』も必要。

「これさえ持って行けばOK!」病院通いのストレスを減らす診察券収納

小さい子どもを連れて行くだけでも大変なのに、そのつど持ち物を用意するなんて、面倒で仕方ありません。出かける直前に慌てて用意することも多いため、受付で出そうとしたら「違う子のものを持ってきていた!」なんて失敗も。

■ひと目でわかるカードケースが便利!と思いきや……

「保険証や診察券、大切なモノはきちんとケースに入れておきたい」「家族で同じ病院にかかることもあるため、診察券は病院ごとに収納したい」そんな希望をかなえてくれたのが、100円ショップで見つけたケース。

「これさえ持って行けばOK!」病院通いのストレスを減らす診察券収納

わたしと子ども2人の診察券を“1ポケットに1病院”として収納。一目で管理できて、たためばコンパクト。とても良いものを見つけたと思っていました。ですが、使っているうちに、この小さなケースでは診察券の出し入れが面倒に。『母子手帳』や『薬手帳』を忘れてしまうことも多く、「診察券とその他のモノを別々に管理することが、忘れ物が増える原因かも?」と思うようになりました。

■“人ごとに管理”で、生まれたメリットとは?

三女が生まれてからは病院に行く機会がさらに増え、少しでも手間がかかることや忘れ物はストレスに。そこで「面倒くさがりで忘れんぼうのわたしができる方法は?」と考え、管理方法を変えることにしました。

えらんだのは、人ごとに分けて管理する“個別ケース”。

「これさえ持って行けばOK!」病院通いのストレスを減らす診察券収納

保険証、診察券、母子手帳、薬手帳、歯科医院のノート、すべてを一緒にざっくり収納。
保険証と診察券は、クリップでひとまとめにしています。

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ひとりずつケースを分けた際のメリットは、大きく2つ。

まず、受付や会計の際に慌てなくて済むようになったこと。受付の際に「アレを忘れた!」ということがなくなったうえ、会計の際に受け取る処方箋や領収書を“ひとまずケースにしまえる”ように。
三女と荷物をかかえて会計していると、“次の人を待たせている”のが気になります。「とりあえずケースに入れて、落ち着いてから片づければいい」、これだけで、気持ちが楽になりました。

また、上の子2人の通院の際には、子ども自身に自分のものを持たせるようにしました。

仕事帰りに待ち合わせて病院に行くことになった場合でも、「自分のケースを持ってきてね」と伝えるだけです。病院でも、子どもが保険証や診察券を自分で出して受付を済ませる間に、三女の上着を脱がせたり荷物をまとめたりと、別のことができるようになりました。

手間がかかってストレスに感じたり、忘れものをしたり。そんなときは、今の方法が実は自分にあっていないのかも。方法を見直すことで、自分の苦手を手放すチャンスなのかもしれません。

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー:佐藤美香
HP: 楽しく分かりやすい収納

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