おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
「見た目は美しく、機能性の高いクローゼット」って憧れますよね。神奈川県横浜市在住のライフオーガナイザーで、クローゼットオーガナイザーでもある宇高有香さんに、クローゼットの整え方についてお聞きしました。
■ 広げた手のひらひとつ分の余白がポイント
宇高さんの衣類は寝室のクローゼットに収められています。下の写真、奥側の収納スペースです(手前側はご主人のクローゼット)。
収納のポイントは「ゆとり」。宇高さんによると、「ハンガーパイプにかけた衣類をさっと片側に寄せたとき、広げた手のひらひとつ分(20センチ)くらいの余白があると、出し入れがスムーズ。着たい服を探しやすくなるうえ、シワを防ぐ効果もあります」。
■トップスは色別のグラデーション
コーディネートを考えやすくするためには、衣類のグルーピングも大事です。宇高さんのクローゼットでは、トップスはアイテムごとの色別に収納されていました。
「色別が心地よい人もいれば、トップス、ボトムスなどのアイテム別、カジュアル、ビジネスなどの機能別がわかりやすい人もいます。管理しやすいグルーピングは人それぞれ違うので、自分の探しやすさを優先するといいですよ」。
■ボトムスは寒色・暖色で分類
宇高さんはボトムスもアイテムごとの色別に収納しています。けれども、すべてのアイテムがポール1段に収まらないため、2段に分けて管理していました。
ポールの下段は「寒色」のパンツ。
上段は「暖色」のパンツと、右手にはスカートがかかっています。
「色別と一言でいっても、自分にとってしっくりくる分類って、やっぱり人によって違うんですよ。わたしは寒色と暖色が心地よかったのですが、そのほかにもベースカラーとアクセントカラーとか、無地と柄物とか、いろいろな分け方が考えられますよね」。
■引き出しは「お気に入り」を最優先
「引き出しに服を重ねて収納すると、何がどこにあるかひと目でわからなくなるため、立てて収納するのが基本です。ぎゅうぎゅうに詰め込んでしまうと出し入れしづらくなるので、1枚引き出したときに、その分の“空き”ができるくらいが理想です」。
宇高さんが幅広の引き出し3段に収めているのは、もっとも出し入れしやすい最上段がスポーツ関連の衣類。
その下の2段目にはふだん着用する半袖のTシャツやポロシャツ、3段目には長袖のカットソーなどが収納されていました。
利便性だけを考えれば、スポーツウェアは下段でも構わないかもしれません。けれども、ダンスが趣味だという宇高さんにとって、スポーツウェアは「大好き!」なもの。利便性だけでなく感性も大切にしながらクローゼットを整えることで、開けた瞬間のワクワク感が高まるそうです。
そろそろ衣替えの季節。毎朝コーディネートを考える時間が楽しくなるようなクローゼットを目指して、わたしも衣類の収納を見直してみたくなりました。
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ライフオーガナイザー 宇高有香
ブログ: 丘の上の家
記事・写真: さいとう きい