おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
埼玉県さいたま市在住のライフオーガナイザー/一級建築士、本間ゆりさん宅のDIY学習机が「バージョンアップした!」と聞きつけた編集チームが、本間邸を再訪問。学習机についてご紹介した前回、「小学校高学年からのリビング学習〜進化するDIY学習机ビフォー・アフター<前編>」に続いて、今回はDIY本棚をご紹介します。
目次
■ 高学年になると“もの”だけじゃなく“動作”も増える!
前回は、ものの量に合わせた収納スペースの見直しについてお聞きしました。けれども本間さんによると、小学校低学年から高学年になって増えるのは、ものの量だけではないとのこと。ものを出し入れする回数が増えるのも、大きな違いだそうです。
本間家では、Sくんの行動の変化に合わせて、DIY学習机の右手にあるDIY本棚の収納も見直すことにしたそうです。
■ 低学年の頃に愛用していたファイルボックス
以前は、『無印良品』の『ポリプロピレン スタンドファイルボックス』を本棚に置いて、教科書やノートを分類していた本間家。色は違いますが、このような商品です。
「前面に“立ち上がり”があるため、出し入れの際に中身を上へ持ち上げなくてはならないというデメリットがある反面、中に収めたプリント類が飛び出しづらいというメリットがありました」。教科書やノートを出し入れする回数が1日1回程度だった低学年の頃は、立ち上がりによるメリットの方が大きいと感じていたそうです。
■ 高学年になってから活用しているファイルボックス
現在は、このような『ポリプロピレン ファイルボックス・スタンダードタイプ』に変更。
ボックスを立てた状態で本棚に置いて、教科書などを分類しています。「高学年になると家庭学習の機会が増え、教科書やノートを出し入れする頻度が高くなります。“本棚からボックスを引き出し、中身を持ち上げて取り出す”という、ほんのちょっとの動作も面倒になるんですね。収納用品を変えた今は、出し入れがラクになったようです」。
子どもにとっては、この数cmの立ち上がりが“超えられない壁”になることも。片づけ収納ドットコムのエディター、中村さんは、子どものテキスト類を収納している紙製ファイルボックスの前面を切り取ることで“壁”問題を克服しています。こちらの記事も、あわせてチェックしてみてくださいね。
>>>ファイルボックス3変化! 同じ形でも使い方次第で見た目と機能が変わります
■ 短い子ども時代だからこそ、そのときどきの最良の収納を
「今回の見直しで、『高校受験も大学受験もどんとこい』と思える環境が整いました。たぶん息子はこの家を巣立つまで、リビングで学習するんだろうなと思います。5年先、8年先……そのくらいの“先”はまだまだのようで、きっとあっという間なんでしょうね」という本間さん。
子育てまっ最中は永遠とも思える、わが子の“子ども時代”。過ぎてしまえばあっという間だからこそ、そのときどきの最良の収納を取り入れていくことが大切なのかもしれませんね。
本間邸をご紹介した過去記事一覧:
・小学校高学年からのリビング学習〜進化するDIY学習机ビフォー・アフター<前編>
・DIY予算30,000円!子どもが自分で整理整頓できる学習机
・入居前リフォームでワンルームの大空間をつくり、大きな収納スペースを実現
・作りかけでも大作でもOK!「レゴ」収納の悩みは、見て楽しめる「レゴ棚」で解決!
・冬休みや夏休みの課題にも!子どもの作品を「アート」に変える3つのアイデア
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・これほんとにDIY?! 納戸を大容量のウォークインクローゼットに大改造
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レジデンシャルオーガナイザー 本間ゆり
HP:暮らしデザイン
記事:さいとう きい
写真:会田麻実子(1、4、5枚目)、さいとう きい(2、3枚目)