おはようございます。
ライフオーガナイザーの服部美亜です。
みなさんは、お子さんの宝ものをどのようにしまっていますか? 小石から工作の作品まで……、彼らのお宝は千差万別。今日は散らかるのが悩みだった子どものお宝に定位置をつくったことで生まれた、意外な効果についてお話します。
■子どもの宝ものはかわいい。でも増えすぎるとしんどい
現在、5歳、7歳、10歳のわが家の3兄弟。持ち帰る小さな宝ものは、大きさも種類もさまざまで片づけにくいものばかり……。定位置をつくる以前は、あちこちに散らかり放題。いくら片づけてもすぐ部屋中に散らかって、イライラはつのるばかりでした。
持ち帰る様子はかわいいけれど、片づけるのは結局、私。宝ものの収納場所や処分について、日々考えるのが大きなストレスになっていました。そこで「ママが片づける」を手放し、あえて定位置をつくり、思い切って子どもたちに管理を任せてみることに。
■お宝にはあえて「特等席」を。ママも子どもも楽チンに
始めは小さな引き出しからスタート。でも引き出しが小さいと、当時まだ3歳と5歳だった幼児組は上手にしまえませんでした。入らないお宝は、はみ出して床に落ち、結局、私が片づける羽目に。
そこで思い切って大きな引き出しをお宝専用にすることにしました。正直ただでさえ収納が少ないのに、チェスト丸ごとお宝専用にするのはやりすぎかなと思いましたが、結果としては大正解!
用意したのは「無印良品」のチェストです。1人1段ずつ、引き出しの管理を任せました。選定のポイントは次の2つ。
①以前から衣類収納に同じチェストを使っているので、彼らが扱い慣れている
②子どもが成長して大きな引き出しが不要になったときに、他の用途に転用できる
自分だけの場所に予想以上に喜んだ子どもたち。結果として3歳児も率先して宝ものをしまうようになり、ざっくりスペースだから自分で管理できるように!
■大切なものだから、自分で真剣に片づける
自分でしまってくれるだけでも嬉しかったのですが、“お宝専用引き出し”には、もう一つ意外な効果がありました。
なんと、引き出しがいっぱいになると、
①全部出す
②分ける
③しまう
の3ステップで徐々に片づけるようになったのです!
大切なものだから、引き出しに押し込んで潰れてしまわないか、気になる様子。衣類はぎゅうぎゅうでも平気なのに……。
どれを処分してどれを残そうか、悩む姿も真剣です。
そんな様子を横目で見つつ、内心自分の怒号が減ったことにいちばんほっとしている私です。大人にとってはくだらないように見える小さなお宝たちに、あえて特等席を作ったことで、床に散らかるものも減り、親子で穏やかに過ごせる時間が増えました。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 服部美亜
ブログ : IHANA LIFE:心から楽しめる毎日をつくる