おはようございます。
ライフオーガナイザーの中村佳子です。
夏休みもあっという間に半分が過ぎようとしています。夏休みの間に子どもと一緒に片づけを進めたいという方もいるのではないでしょうか?
片づけというと、「いる・いらない」「着る・着ない」「好き・嫌い」と言う具合に「今、どうなのか?」と考えることが多いのですが、今日は子どもと一緒に、時間軸でモノの要・不要を考える仕組みをご紹介します。
■1人1箱の「思い出ボックス」を用意
わが家の子どもたちには“1人1箱”の思い出ボックスがあります。場所は、子ども部屋のクローゼットの上の棚。
高さ約25㎝、幅約35㎝、奥行約40㎝ほどのバンカーズボックスというボックスですが、そこに「使わないけれど、捨てられないもの」をそれぞれ子どもたちが自分で選んで入れています。
片づけのプロだとどうしても「いらないモノはすぐに捨てるんでしょ?」と思われたり、「子どもにも捨てさせたりするのでは」と思われます。でも、実は15年前の私のちびTを長男(小6)が今着ていたり、35年前の赤ちゃんのときのおもちゃがインテリアとして大活躍していたりしています。
■いくら時間が経っても大切なものがある
長男のバンカーズボックスにも、ボロボロでペコペコのへしゃげたサッカーボールが入っています。当然そのボールでサッカーをすることはできないのですが、幾度もの整理を終えても、いつもボックスに残っています。
それは、赤ちゃんのときに主人が初めて長男に買って帰ってきたプレゼントだから。当然、長男はそんなことを覚えていませんが
こんな写真を見て、このサッカーボールは大切なモノだと感じたのでしょう。
(ちなみに、写真のサッカーのユニホームもボックスに入っています)。
■時間軸で考えるモノとの距離感
「時間がどれだけ経っても、たとえそれを今は使っていなくても、変わらず大切なモノがある」。モノとの距離感には、使用頻度や好みなどだけではなく、時間軸もあるんだよということを小学生のうちから感じられるのが、この「思い出ボックス」だと思っています。
ただ思い出を詰め込むのではなく、蓋を開ける度に思い出を重ねられるボックスであってほしいです。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
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ライフオーガナイザー 中村佳子
ブログ: おかたづけのじかん