使いづらいキッチンの吊り戸棚収納の悩みを解決!ストレスフリーなキッチンへ

おはようございます。
ライフオーガナイザーの原田ひろみです。

皆さんのキッチンには吊り戸棚はありますか? 最近では吊り戸棚がない開放的なキッチンも多いですが、吊り戸棚があると収納スペースが増えますね。とは言え、身長によっては「手が届かなくて使いづらい」という話もよく聞きます。

わが家にも吊り戸棚収納が2カ所あり、最初はどのように使っていいのかわからず、使いこなせていませんでした。吊り戸棚収納の見直しを重ね、今では使い勝手がよくなったわが家の実例をご紹介します。

使いづらいキッチンの吊り戸棚収納の悩みを解決!ストレスフリーなキッチンへ

■Before:吊り戸棚に何を収納したらいいのかわからない

わが家の吊り戸棚は、2種類の収納スタイルになっています。
左側は可動式収納棚で棚板が2枚あります。一番高い位置は、手が届きにくいため棚板の高さを下げて、一段減らして2段で使っていました。上段にはあまり使っていない土鍋や食器など、下段には水筒やお菓子、紙ナプキンなどを収めていました。少しでも使いやすくするために、取っ手がついた「ニトリ」の「吊り戸棚ストッカー」を活用していましたが、なんとなくモノを収めている状態でした。

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右側は昇降式吊り戸棚になっていて、キャビネットを引っ張り下ろせば、高い位置に収めているものも取り出しやすくなります。こちらには食品のストックを収めていましたが、適当に食品ストックをいれている状態だったのでこのありさま(苦笑)。

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上段の収納部分の底には、すき間があり、小さなものは落ちてきたりと使いづらく、モノの管理ができていない状態でした。

モノを取り出すときも、「扉を開ける」→「キャビネットを下ろす」→「モノを取り出す」→「キャビネットを上げる」→「扉を閉める」と動作が多いため、頻繁に出し入れすると面倒でストレスを感じていたんです。

■After:左右を入れ替え食品ストックの管理をラクに

使い勝手が悪かった吊り戸棚を7年ほど前に見直し、今はこのように使っています。
左側には食品ストック。右側には使用頻度が低いものを収めています。

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吊り戸棚右側:食品ストック
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吊り戸棚右側:使用頻度が低いもの

食品ストックの保管場所を右から左に入れ替えました。
すると、何が入っているか把握しづらかった食品ストックは管理がしやすくなり、出し入れの動作が多くて面倒だった昇降式吊り戸棚のスペースには、使用頻度が低いものばかりをまとめたことで不便さが軽減、ぐっとラクになりました。

どのように収納しているかご紹介しますね。

■食品ストックは100均のカゴを活用したカテゴリー別収納

左側の食品ストックは、すべて出してカテゴリー別に分類。よく使うものから順に100均のカゴを活用して収めています。カゴに入らない大きなものや量が多いものは、以前から使っていた「吊り戸棚ストッカー」に入れました。いちばん高い位置の棚板は、手が届く高さまで下げ、取っ手を持てば取り出せるようにしました。

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カテゴリー分けをしたことで、出し入れは必要なカゴを取り出すだけで済み、取り出しやすくなりました。家族にも何が入っているかわかるように、カゴにはラベリングを。カゴの中は掘り込むだけのざっくりとした収納です。

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■面倒な昇降式吊り戸棚は使用頻度を減らした収納に

右側の昇降式吊り戸棚には土鍋、ミキサーなど、下段にはお弁当や水筒ケース、来客時に使う子ども用プラスチック製食器、予備の調味料ケースなど、あまり出し入れしないものをまとめています。

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下段はキャビネットを下ろさなくても手を伸ばせば届く高さのため、お弁当ケースなどは昇降させずに出し入れしています。キャビネットの中も、そのまま収めるのではなく、カゴやボックスケースを使ってカテゴリー分けを。私自身、ある程度エリアを仕切っている方が、戻しやすく、使いやすいためです。

使いづらさを感じたことから見直しをし、この収納スタイルに変えて7年ほどになりますが、食品の管理もしやすくなり、便利のようで使いづらかった昇降式吊り戸棚は、出し入れの頻度を減らすことでストレスが減りました。

「ストレスを感じたときは、再度見直しをする」。そのときの暮らしやすさに合わせて、今でも定期的な見直しは続けています。最近では「使いづらい場所は無理に使わない」という選択もあると思っていて、見直しを繰り返すことで、さらにわが家にあった暮らし方になってきたと感じています。

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ライフオーガナイザー 原田ひろみ
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