おはようございます。
ライフオーガナイザー/ファイナンシャルプランナーの長谷部敦子です。
個人的には家計簿をつけなくても家計管理はできると思っています。とはいえ、「家計簿をつけたい」という声もよく聞きますし、「家計簿を一旦つけてみたほうが家計管理の近道だな」と感じる場合もあります。
家計簿をつけたいという人が、軌道に乗せるまでにネックになりやすいと感じるのが、“費目分け”です。費目分けに迷わないために、私が日頃から意識していることをご紹介します。
■費目分けのコツ①:正解は自分が決める
「費目分けがわからない」と感じる場合には、2つのパターンがあるように思います。
・どんな費目を作ればいいのかがわからない
・特定の支出がどの費目に該当するのかがわからない
という2つです。
どちらも、「自分が知りたいことを知るにはどうすればいいか?」を考えると、自分なりの正解を見つけやすくなります。自分が知りたいことだけ、費目を分けてピックアップすればいいし、どの費目にするかは、自分がしっくりくればそれでOKとします。
市販されている家計簿やアプリで決められているルールに自分が合わせるのではなく、自分に合わせてルールを決めるほうが迷いが少なくなりますよ。
■費目分けのコツ②:支出の“意味合い”を考える
たとえば、外食は「食費」ですか? それとも「娯楽費」ですか?
どちらの費目にしようか迷ったときには、わが家にとって外食がどんな意味合いを持つかを考えます。
わが家の場合、外食は“特別なお楽しみ”。たまの週末に行くものなので、「娯楽費」に入れています。普段の食事として“日常的に”外食するご家庭の場合は、「食費」に入れたほうが家計の状況を把握しやすいかもしれません。
その支出の意味や目的を考えると、どの費目がしっくりくるかがわかりやすくなりますよね。
■費目分けのコツ③:一度決めても変えていい
短期間にコロコロ費目分けを変えると、過去との比較がしにくくなってしまいます。でも、家族が増えたり、環境が変わったりすることで、“知りたいもの”は変わります。
わが家も、現金で支払うものを「やりくり費」とひとくくりで把握していたときもありますが、今は「食費」「日用品費」「娯楽費」「子ども費」「車費」「その他」「特別費」と分けています。
たとえば、先ほどの外食も、娯楽費や食費に一旦入れたとしても、「どうにも外食の多さが気になる」と感じる場合には、「外食費」として費目を分けてみると、見直しをしやすくなるかもしれません。
以前の自分にしっくりきていた費目分けでも、違和感を覚えたら見直し時かもしれませんね。
一度で自分にぴったりのやり方はなかなか見つけにくいものです。「自分に合うやり方に少しずつバージョンアップしていく」、そんな気持ちでいることが、負担なく家計管理と向き合えるような気がしています。
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ライフオーガナイザー 長谷部敦子
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