おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
片づけの現場では、「片づけしなきゃと思っているんだけど、どこからやったらいいかわからないんです」とおっしゃるお客様がよくいらっしゃいます。
そんなときに私がおすすめする場所が、パントリー。食品保存の収納スペースです。片づけの中でも特に、“分けるのが苦手”“いらないものが捨てられない”タイプの方におすすめの場所なんです。
■『賞味期限』という一般的な基準を使う
パントリーから始めるということは、アイテムでいうと食品ストックになります。食品ストックから取りかかるのがおすすめな理由は、食品には賞味期限があるから。
分けるのが苦手な方は、いる・いらないなどの判断の基準を自分で決めるのも苦手です。ならば、最初から、自分で基準を考えなきゃいけない場所やアイテムに挑戦するんじゃなくて、自分で基準を決めなくても済むものから始めればOK。
賞味期限を確認して分けることなら、簡単にできそうな気がしませんか?
■実践!食品ストックの仕分け作業
では、実際にやってみましょう!
①全部だす
まずは、食品ストックを全部出します。
②(大まかに)分ける
次に分けます。賞味期限をチェックして、期限内・期限切れ・期限不明に分けます。
③(似た者同士を)まとめる
賞味期限チェックが終わったら、残すもの(=期限内のもの)をさらに分けていきます。
「分ける」と言いましたが、どちらかというと似た者同士を「まとめる」イメージ。スーパーの売り場を想像して近いもの同士をまとめていきます。
賞味期限内のものをまとめ終わったら、残るは賞味期限切れと不明のもの。賞味期限はおいしく食べられる期限なので、期限が過ぎても食べられなくなるとは限らないんです。期限切れや期限不明の食品は、おおよその購入時期や食品の状態で判断します。早い話が「自分がそれを食べたいかどうか」です!(笑)
賞味期限は過ぎているけど食べると決めたものは、期限内のものとは別にまとめます。
④まとめたものごとに収納
最後に収納です。なるべくまとまりごとに収納します。
必要に応じて、何が入っているのかわかるようラベルをつけてもいいですね。
賞味期限切れだけど残すものは、すぐ食べるためにストック置き場に戻さずに目につくところに置いておきます。
収納用品がなければ空き箱や紙袋でも全然OK!
食品ストックの収納例はこちらをどうぞ:
・食品ロスをなくすパントリー収納。秘訣は“しっかり”と“ざっくり”の合わせ技にあった!
・“100円均一の目隠しシート”と“ラベリング”で、スッキリ分かりやすい食品ストック収納
■食品ストック以外ではこれもおすすめ
食品以外では薬や化粧品なども当てはまります。体の中に入るものや体の表面につけるものは安全に使うための基準が定められているので、分けるのが苦手な方が最初にとりかかるのにおすすめですよ。
薬や化粧品の片づけはこちらの記事をどうぞ:
・美しくなくていい! ざっくり使いやすいお薬収納の3つのアイデア
・決めたら楽になる!化粧品サンプルとの付き合い方に3つのルール
分ける作業に時間がかかると、片づけが苦痛になりかねないので、分けるのが苦手な方は簡単に分けられそうなものや場所から取り組んでみてくださいね!
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 吉川圭子
ブログ:整理収納手帖