【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てる ~家族の我慢を減らすセカンドリビング

おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。

家づくりのリアルな“今”を記録している、【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てるシリーズ、今回は第12回です。

【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てる ~家族の我慢を減らすセカンドリビング

建て替え前の家では、リビングダイニングの一角にスタディコーナーをつくり、小学生の娘はそこで勉強をしていました。学用品も同じ部屋に収納することで、片づけやすく、親の目も届きやすいのがメリットでした。一方で、子どもの成長に伴って、デメリットも見えてきました。

■リビング学習は家族の協力が不可欠

リビングダイニングには、スタディコーナーだけでなくピアノも置いてありました。もちろん、リビングなのでテレビもおいてあります。「テレビがついていると集中できないから」と、勉強やピアノの練習中は、テレビを見ないのがルールとなっていました。

【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てる ~家族の我慢を減らすセカンドリビング

息子が小さいうちは、おとなしく遊んでいましたが、大きくなってくると、そうもいきません。娘の生活リズムにあわせて、テレビを我慢しないといけないことへの不満が出てきました。

■家族の居場所が増えると、“我慢”が減る

新居では、階段を上がった2階ホールにセカンドリビングをつくりました。広さで言うと6畳ほどのスペース。ここに、子ども2人分のデスクと、大人のテレワーク用のデスクを並べました。

【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てる ~家族の我慢を減らすセカンドリビング

個室にテレビをつけるのは避けたかったので、セカンドリビングにテレビを設置しました。狭いスペースを有効に使えるよう、壁掛けテレビにしています。

実はこのテレビ、都築クレアさんの記事を読んで、Panasonicのおうちクラウド対応にしました。この機能のおかげで、1階のテレビにつながったハードディスクに撮りためた番組を、ここで見ることができます。
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セカンドリビングは、吹き抜けを通じて下のリビングとつながっています。まだ、個室にこもって勉強するのは嫌だという娘も、ここなら家族の気配を感じながら勉強をすることができます。

気分によっては、娘が1階リビングで勉強することがあります。息子は娘のリズムに合わせて、1階で遊んだり、2階で遊んだりと柔軟に対応をしています。

家族がそれぞれ、そのときに応じて、最適な場所で、好きなことができるようになりました。

■家族の成長に柔軟に対応するセカンドリビング

セカンドリビングに造りつけたのは、ファミリーライブラリーになる大きな本棚と、壁掛けテレビだけ。それ以外は置き家具で対応することにしました。

スタディコーナーが必要な期間は、意外に短いものです。子どもたちが、個室で勉強すると言い出したときに移動しやすいように、シンプルなデスクを2台並べることにしました。

購入したのは、「無印良品」のパイン材デスク。椅子はもともと持っていた、「豊橋木工」のアップライトです。どちらも、大人になっても使い続けられるデザインを選びました。

【実録】家づくり&片づけのプロが自宅を建てる ~家族の我慢を減らすセカンドリビング

いずれ、子どもたちが家を出る日がきたら、セカンドリビングにソファを置いて、ゆっくり本を読むスペースにできるかも?なんて、想像をしています。

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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
ブログ : 建築士×ライフオーガナイザー®と建てる“忙しくても片づく家”

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