こんばんは。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
前回に引き続き、片づけのプロ11人が偏愛する、収納用品以外も含めた“オーガナイズグッズ”をご紹介します。
>>>収納用品だけじゃなかった!片づけのプロ11人が偏愛する“オーガナイズグッズ”とは?(前編)
後編では、5人の偏愛グッズが登場しますよ。
目次
■ 07. コクヨのソフト粘着剤「ひっつき虫」
片づけ収納ドットコムのライターで、沖縄県那覇市在住のライフオーガナイザー、東風平美穂さんの偏愛オーガナイズグッズはコクヨの「ひっつき虫」だそうです。
文具売り場で見かける「ひっつき虫」を、東風平さんは収納用品のひとつだと捉えているのだとか。
東風平さん「コクヨのソフト粘着剤『ひっつき虫』は粘着力のあるねり消しのようなものです。収納の場面では、収納用品の中に仕切りとしてボックスなどを入れるとき、動かないよう固定するために使っています」
東風平さん「軽いものなら“空中収納”できるので、カレンダーのそばにえんぴつをくっつけて固定したり、壁に画びょうを刺したくないとき、壁に直接貼りつけることができます」
東風平さん「何度も貼ってはがせるところが、気に入っているポイントです。子どもの作品も壁に気軽に飾れるので、期間限定でどんどん貼りかえて楽しんでいます」
写真提供:東風平美穂
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■ 08. カモ井加工紙のマスキングテープ「mt」
長崎県佐世保市在住のライフオーガナイザー、三浦峰子さんが偏愛するのは、カモ井加工紙のマスキングテープ「mt」。お客様宅でもよく活用されているそうです。
三浦さん「簡単に貼って剥がせて、色んな色や柄を楽しめるところが気に入っています。お客様宅では、『モノを分ける』ときの境界線として使用することが多いです」
ライフオーガナイズの片づけの最初のステップは、ものの分類。たとえば、「よく使うもの」「あまり使わないもの」「手放すもの」「手放すか悩むもの」といった基準で分類したものを床にふわっと置いてしまうと、なにをどこに仕分けたのかわからなくなってしまうことがよくあります。マスキングテープを活用すれば、分けたものが混在するのを簡単に防げそうですね。
三浦さん「『モノを収める』ためにも使いますよ。たとえば、マスキングテープを床に貼って手押し車用の駐車場を作ったことがあります。お子様が遊びながらおもちゃを片づけられるようになったと、お客様にとても喜ばれました」
三浦さん「『モノを区別する』ときにも使っています。中になにが入っているか、文字やイラストでマスキングテープに記入すれば、ラベルがわりになります。まだ文字が読めないお子様には、好きな色や柄を選んでもらって、自分の持ち物とわかるように“目印”として貼ることもありますよ」
三浦さん「お客様宅だけでなく、私自身のスケジュール管理でも活用しています。仕事別に色の違う5ミリ幅のマスキングテープを、ガントチャートに貼って管理しているんです。ひと目でスケジュールがわかるから便利ですよ」
写真提供:三浦峰子
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■ 09. イノマタ化学の「ハンディストッカー浅型」
東京都狛江市在住のライフオーガナイザー、大山明美さんが偏愛するオーガナイズグッズは、イノマタ化学の「ハンディストッカー浅型」。
以前はキッチンの吊戸棚、上段スペースに置いたものが出し入れしづらかったという大山さんですが、このハンディストッカーを使うことで、スペースをムダなく活用できるようになったのだとか。今では、キッチンの吊戸棚で、9個ものストッカーを活用しているそうです。
大山さん「お気に入りポイントは3つあります。1つ目は、握りやすいハンドルです。ストッカーの下の方までハンドルがあるので、高い所に置いてもラクに取り出すことができます。2つ目は、シンプルな形です。ほぼ垂直な箱型なので空間にムダができにくく、たくさん入ります。3つ目は、蓋があるところです。密閉できるから虫の侵入を防げるため、食品も安心して保管できます」
大山さん「吊り戸棚の下段に頻繁に出し入れする食品を収納し、上段には食品や日用品のストックと、使用頻度の低い調理器具や来客用食器などを収納しています。中を隠したい場合は、内側にビニールクロスや紙ナプキンなどを貼って、柄を楽しんでいます」
写真提供:大山明美
ブログ:快適な暮らしの仕組みづくりをサポート・・・Improve Life・・・
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■ 10. ホームセンターのDIYパーツ「木製ラックの支柱」
愛知県豊橋市在住のライフオーガナイザー、河口美果さんが偏愛しているのは『木製ラックの支柱』。ホームセンターなどで購入できる DIYパーツです。
左下の画像のような商品を、丸部分のように組み立てて使います。こちらは、お子さんのおもちゃ収納に使っていた支柱を組み直して作ったキーボード台だそうです。
河口さん「木製支柱のいいところは、幅、奥行、高さのバリエーションが豊富な点です。支柱と棚板を組み合わせることで、ピッタリサイズの棚がドライバー1本で簡単に作れます。希望のサイズがない場合は、ホームセンターでカットしてもらうこともできますよ」
釘で固定するのではなく、単に木を組み合わせているだけなので、引っ越しや模様替え、用途変更など、新しい場所や使い方に合わせて修正できるところも気に入っているという河口さん。下の画像は、キーボード台の“かつての姿”だそうです。
河口さん「娘が赤ちゃんの時に、キッチンのカウンター下に置けるよう、サイズを合わせて作った絵本棚です」
河口さん「その後、引っ越したため、このままでは大きすぎて使えなくなりました。そこで、支柱をのこぎりでカットして、新居に合わせたおもちゃ置き場に作り替えたんです。下段は使わなくなった棚を差し込み、台として利用しました」
絵本棚がおもちゃ置き場に、さらにはキーボード台へと変化したんですね。
河口さん「ライフスタイルに合わせた可変性があるのが、木製支柱のいいところだと思います。多少のDIY技術は必要ですが、アレンジ自由なピッタリサイズの棚を作りたい人にはおすすめですよ」
写真提供:河口美果
ブログ:CASA・FAVORITA (お気に入りの家)
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■ 11. アスクルの「個別フォルダー A4サイズ」
奈良県奈良市在住のライフオーガナイザー、小山内亮子さんの偏愛オーガナイズグッズは、アスクルの「個別フォルダー A4 1山 クラフト」です。
小山内さん「かつては書類の整理に悩まされ、必要な書類が出てこなくて青くなることもしょっちゅうだった私ですが、個別フォルダーを使ってしっかりとファイリングの仕組みを作ったところ、書類が“秒”で出せるようになりました」
小山内さん「1番の偏愛ポイントは、個別フォルダーを開いて書類をはさんで立てるだけと、使い方がとてもシンプルなところ。価格が安いうえ、意外と丈夫で長持ちするし、不要になったらリサイクルゴミに出せるのもいいですね。フォルダーに貼ったラベルがずらっと一列に並んだときの、スッキリした見た目もお気に入りです」
個別フォルダーは書類の出し入れがラクなところがメリットですが、使い始めた当時は「ラク=雑」に扱ってしまい、書類を入れ間違ってしまうことがあったと小山内さんはいいます。
小山内さん「以前は『投げ込む』『放り込む』でしたが、現在は雑にならないよう『はさむ』を意識するようにしています。それだけで書類の扱い方が変わり、キレイをキープできています」
写真提供:小山内亮子
ブログ: 片づけサポートippoippo
書類の整理以外にも使えます!
>>片づけのプロによる、個別フォルダーの使い方
前編、後編にわたり、片づけのプロが偏愛する“オーガナイズグッズ”(収納用品以外も含めて!)について、11人のライフオーガナイザーに語ってもらいました。……改めて思います。収納って、もっと自由!でいいんですね。
前編はこちら:
>>>収納用品だけじゃなかった!片づけのプロ11人が偏愛する“オーガナイズグッズ”とは?(前編)
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ライフオーガナイザー さいとう きい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に