おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。
今日は、神奈川県横浜市在住のマスターライフオーガナイザー佐藤美香さん宅のキッチン収納事例をご紹介します。
佐藤さんは、築6年の戸建て住宅に、小学6年生と3年生の娘さんとご主人の4人暮らしで、来年1月には3人目のお子さんが生まれる予定です。お姉ちゃんとなる2人の娘さんが、自分のことを自分でできるようにと、すでにキッチンにはいくつもの工夫があります。それらは、もちろんママにとっても、取り出しやすくしまいやすい工夫となっています。
子どもたちが自分で片づけをできるような仕組み作りを心がけているという佐藤さん。キッチンに親子で一緒に立つことも多いそうです。にもかかわらず、キッチンまわりはすっきりと、モデルルームのように片づけられています。
一見、モノ自体が少ないからすっきりしているのでは?と引き出しを開けてみると、引き出し内部は結構な数のモノがぎっちり!
子どもたちが手伝いやすいように、IHクッキングヒーター下の引き出しに、ふだん使いの食器と子供たちの水筒やカトラリーを収納、でき上がった料理を鍋からお皿に盛ったり、水筒に入れる麦茶を沸かしたりするときも移動せずにすみ、できたての料理や熱湯をこぼしてしまう危険も減らせるため、とのこと。
隣の引き出しには、お手ふきタオルやマスク、ナプキンなど、子どもたちが学校に持っていく給食セットが入っています。ここに入れておけば、子どもたちが自分で水筒と一緒に用意して、そのままお出かけできます。登校前の忙しい朝の時間に、給食セットのためだけにキッチンを離れる必要もありません。
洗ったらすぐに片づけられるように、鍋やボウルはシンクの下に収納。重ねてしまうと取り出しづらいので、鍋は蓋とセットにして立てて入れています。戻す場所が近いので、子どもたちもらくに片づけられそうですね。
タンブラーやお菓子道具、スポンジなどの在庫はプラスチックケースに分けて吊り戸棚に収納されています。そしてその下にはスノコでDIYした台が!これは、スノコの脚に、別の板をボンドで付け、スノコの下にラップやアルミホイルを入れられるように高さを出したもの。取り出しやすく戻しやすい上、吊り戸棚を縦にフル活用できますね。
「“勉強ができる子より、生活力のある子“が教育方針なんです」という佐藤さん。”自分のことは自分でできる“を目標に、子どもたちの使い勝手を最優先に考えたキッチンを作りました。そのキッチンで、親子一緒にピザを作ったり、ケーキを作ったり、日々の暮らしを楽しんでいます。
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
記事:油科真弓
撮影:川俣満博
編集:会田麻実子
ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:楽しくわかりやすい収納