気づいたらモノの溜まり場に!「かける収納」がうまくいかない理由と解決方法

おはようございます。
ライフオーガナイザーの木村道子です。

子どもが小さいと、いたずらされてしまう箱ティッシュ。娘の手が届かないようにと、リビングの柱に、小さなフックでかけてみました。するとこれがとても快適!それから7年経っても変わらず、ここが定位置となっています。

気づいたらモノの溜まり場に!「かける収納」がうまくいかない理由と解決方法

・子どもの手が届かない
・床置きを防げる
・簡単
・かわいいフックはインテリアにもなる

メリットがたくさんあり、それからわが家では「かける収納」が増えました。今では、ヘッドホンやゴム手袋といった小さなものから、パジャマやかばんなど大きなものまで。家の中を数えてみると、20カ所以上で「かける収納」が大活躍しています。

気づいたらモノの溜まり場に!「かける収納」がうまくいかない理由と解決方法

そんな便利な「かける収納」ですが、場所によっては、「モノの溜まり場」を生む原因にもなることも。その原因を探り、解決した方法をご紹介します。

■「楽にかけられる・邪魔にならない」収納が、デメリットに

たくさんある「かける収納」のなかで、「モノの溜まり場」になってしまっている場所は、玄関とリビングの2カ所でした。なぜなのか考えてみると、そこには3つの共通点がありました。

・生活動線上、便利な場所にある
・生活動線上、かけたものが邪魔にならない
・「かけるもの」が明確に決まっていない

便利な場所にあるため、「とりあえず、なんでもかけてしまう」。
かけたものが邪魔にならないため、「そのまま放置してしまう」。
これを繰り返すことで、「モノの溜まり場」になってしまっているのでした。そこで、見直しと元に戻すときのルールを決めることにしました。

■定位置の見直しと元に戻すタイミングのルール決め

●リビングの「かける収納」。夫の鞄の定位置を見直し

リビングに入ってすぐの柱に取りつけたフック。もともとは来客時に鞄などかけてもらうため、設置した場所でしたが、夫の鞄や、子どもの工作やリュックなどいろいろなものがかけっぱなしで、かなりひどい状況になっていました。

気づいたらモノの溜まり場に!「かける収納」がうまくいかない理由と解決方法

今回改めて夫を観察してみると、「玄関に鞄があるほうが、出かけるときも帰宅したときも便利なのでは?」と気づきました。そこで、夫に相談して、玄関に専用スペースを作ることに。夫にとって楽な目線で、引き出せるため、荷物の出し入れも問題なさそうです。

気づいたらモノの溜まり場に!「かける収納」がうまくいかない理由と解決方法

●玄関の「かける収納」。保護者証の定位置を見直し

玄関は、家を出るとき必ず目に入る場所です。なので、小学校や保育園の保護者証を忘れないために、ここへかけていました。

気づいたらモノの溜まり場に!「かける収納」がうまくいかない理由と解決方法

今はコロナで学校に行く機会も減り、使用頻度が低いため、ここにかけっぱなしにすることをやめました。代わりに、マスクと一緒に収納することに。外出時に必ず、目に入る場所は「かける収納」以外でも叶えられることに気づきました。

気づいたらモノの溜まり場に!「かける収納」がうまくいかない理由と解決方法

●毎週日曜日の夜に、「モノの溜まり場」をリセットする習慣づくり

今回ショックだったのが、玄関のフックにかかっていたハンガーが、実はゴミだったこと。夫が何かに使っているものと思いこみ、そのままにしていました。

気づいたらモノの溜まり場に!「かける収納」がうまくいかない理由と解決方法

モノがたくさんかかっている状態だと、そこに1つ2つモノが増えても気になりません。「かける収納」は、かけるモノの数が増えないように気をつけることが、重要だと気づきました。

リビングも玄関も、便利な場所にはつい何かをかけてしまいます。それを完全に辞めることは難しそうです。そこで、ゆっくり過ごせることが多い日曜日の夜に、必ず「すべて元の場所に戻す」というルールを決めました。

気づいたらモノの溜まり場に!「かける収納」がうまくいかない理由と解決方法

今回、家の中の「かける収納」を見返して気づいたことは、私自身の「慣れ」と「鈍感さ」です。はじめは違和感があったことも、そのまま時間が経つと気にならなくなってしまいます。これは、「かける収納」だけでなく、他のことにも当てはまりそうです。そんな自分の癖を認めて、もっと家を快適に整えていきたいと思います!

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ライフオーガナイザー 木村道子
ブログ :ナノハナニッキ

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